◇カウントダウン企画 第7回

第10回公演までとうとうあと1週間となりました!
カウントダウン対談もここから後半です。
今回はニワトリの役を演じる、クラブジャグラーの
もったりさん&たくぞーさんです。
もったりさんは今回が初出演で、たくぞーさんは去年初参加からの2回目。
夢奇房ではまだ新顔といえる2人が、ニワトリという動物役での
ジャグリングパフォーマンスに挑戦です!


カウントダウン企画 第7回

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もったりさんは今回夢奇房初参加ですね。参加したきっかけを教えてください。

もったり:
(以下"も")
第8回公演に出ていたコータローさんに誘われたのがきっかけです。
去年の3月頃だったか、たまたまコータローさんからの電話で、
「今、夢奇房の飲み会中なんだけど、来る?」っていきなり言われて。

たくぞー:
(以下"た")
そんなにいきなりで、よく飲み会に来たね(笑)。


も:
「行きます」って即答しました。

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今回、演者として出ようと思った経緯は?

も:
うーん…最初はスタッフで参加しようかなと思っていたのですが…

た:

気づいたら、出演予定者の中に入っていたよね。
それ見たとき、「こいつ、クラブソロ(※1)大丈夫か!??」って思った。

も:
無理でーす♪

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もったりさん、今までやっていたクラブジャグリングは、1人(ソロ)ではなく複数人でやる方が多かったんですか!?

も:
ていうか、ソロ自体、ないです。

た:
大学の学祭とかで出てたけど、ソロでやってたことはなかったね。

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それで、2人でペア組んで…ということになったんですね。

も:
はい、たくぞーさんに、クラブでペア組まないかって誘ってもらったんです。

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そうだったんですね~。
ちなみに誘った側のたくぞーさんは、むしろペアは初の試みだそうで!!

た:
むしろ、こっちが大丈夫なのか(苦笑)。

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ジャグリング歴10年間、ずっと1人でしかやったことなかった…と聞いていますが、どうしてここで、ペアに挑戦したんですか?

た:
去年で出し尽くした、というか、ソロのクラブジャグリングとしては前回で相当作り込んだものをみせたので、
それに並ぶのを作るのは1年では足りないと思ったんです。

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昨年は、JJF(※2)にも出て、集大成の一年でしたものね。

も:
あのルーティン、すごい時間かけて作ったらしいですね。

た:
うん、だからペアならその分、また新しいアイディアも出しやすいかなーと思って。
そうしたら結果として…

も:
どん詰まり、ですけどね!!!

た:
(苦笑)

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うわーそうなんですか!

た:
あ、でも実際、ルーティン考えて動いてみたら…

も:
超楽しいですよ! AKBの動画とか、今日は見てました。

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AKB…!! ジャグリング以外も、ルーティンの参考にするんですか?

も:
ニワトリっていう役もありますし、ジャグリング以外のところの動きもあって、そこをどうすればいいかよく分からなくて。

た:
参考になるのが、なかなか無いからね~。

も:
アイドル系★ニワトリ。

た:
……。

も:
すいません(笑)。





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どうやらキャラ作りも難しそうですが、そもそも「ニワトリ」設定にしたのはなぜですか?

も:
今回の公演で「人外(人ではないもの)」をメインにってプロデューサーが夏頃いっていましたが、
人外っていわれて最初に頭に浮かんだのが「キツネ、ネコ、ニワトリ」だったんです。

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妖怪とか妖精ではなかったんですね。

も:
人外…人じゃないもの…動物…といえば?
キツネ・ネコ・ニワトリ…ん?可愛いかも、ニワトリ!!と思いまして。

た:
自分は、妖怪とかの設定もいろいろ考えていたんだけどね。

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でも結果的に、今回の公演でいわゆる“純粋に動物”はこのニワ&ニハだけですよね。
植物や動物の“精霊”はいますが。

た:
もったりが「ニワトリ!」って具体的なのを出してきたから結局はそれに持っていかれたな~(笑)。

も:

ニワトリ!ニワトリ!

た:
う~ん、どんな妖怪にしよう…まあ今はとりあえずニワトリってことで…っていう状態にしてたら、
いつの間にかニワトリ役として定着してしまってた。どうしてこうなった(笑)。

も:
言い出しっぺとしては、ニワトリという役柄をどう表現するか悩みました…

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いろいろ苦労もあったそうですね。

も:
衣装からつまずき、動き・振りでもつまづき…動物の役って難しいですね。

た:
といっても、やっぱりジャグリングもちゃんと見せたいって思う。
やっぱりお客さんはパフォーマンスを見にきているんだし。

も:
そうですね。

た:
衣装とかの見た目はニワトリ。
でも、ジャグリングのパフォーマンス始めたら普通のジャグラーの動きっていうのでは微妙だよね、うん。
そこが悩みどころ。

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ちなみに、パフォーマンスの手順はどうやって考えているんですか?

た:
手順はたいてい自分が全部考えて持ってくる。
それをもったりに話して、意見を出し合って…

も:
たくぞーさんが、2案もってきてくれて「どっちがいいか?」というのがほとんどです。

た:
で、ほとんどの場合、そこで意見が分かれる…!

も:
「意見の合わなさ」に定評がある感じになってきました!!(苦笑)
ホント、3歩進んで2歩下がるような感じです~。





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見にきてくれたお客さんには、どんな印象を持って帰ってもらいたいですか。

も:
これは…確実に載りますね!インタビューの記事に…(←身構えるもったりさん)

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もちろん!

も:
どうしよう、、意見また分かれちゃうかもしれない。

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大丈夫ですよ、もったりさん個人の答えで。

た:

ていうか逆に、全く同じだったら怖い(笑)。

も:
確かに(笑)。
…そうですね、やっぱり他とは違う「なんか変わった面白いキャラクターがいたな」って思ってもらえたらと思います。
ちょっと浮いてるかも?ですけど。

た:
おバカで明るい、っていうのをやりたかったんじゃなかった?そういえば。

も:
はい、バカで明るく…で、ちょっとイタい?みたいな感じでやりたいです。
こんなニワトリなんて役やっちゃいますけど…これからも仲良くしてください★

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本番は、楽しい演技になりそうですね。

た:
登場から強烈な印象になりそうですし…!
自分としては、とりあえず前回と同じく楽しく明るくやりたいです。
今回、ジャグラー出演者は少ないですし。

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たくぞーさんが出ると聞いて見に来ました!というお客さんもいると思いますが?

た:
そうですね…。
そんな方にはまず、2人ペアで登場!というので「おや?」と思わせ、ニワトリっていう設定で「おお!?」と驚かせて。
といっても、肝心のジャグリングが劣化版とは思われたくないですから、きっちりジャグリングもして、
一般客だけでなくジャグラーも喜ばせる演技をしたいです。

も:
お客さんって、一般の方からマジシャン、ジャグラーまでいろいろいるんですよね…!

た:
そうだね。
そこが難しいけれど、自分はやっぱりジャグラーだから、今回一緒に出る夢奇房の他のジャグラーには負けない演技がしたい!!
一番よかったって思われる演技がしたいな!

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ありがとうございました!
今回初出演のもったりさんと、初ペア・ジャグリングを試みるたくぞーさん。
そんな初挑戦づくしの2人のニワトリコンビですが、お客さんを楽しませるべく切磋琢磨して頑張っています。
皆さん、そんな新しい境地の2人を見にきてくださいね!

※1ソロ…複数ではなく、1人で演技をすること。
※2…Japan Juggling Festivalの略称。
毎年秋に開催されている、日本ジャグリング協会が主催するジャグラーによる、ジャグラーのための、ジャグラーの祭典。
コンベンションも行われ、それを目標に活動しているジャグラーも多い。




1991年3月13日生まれ、21歳。
高校の文化祭でジャグリングをやったことがきっかけで、現在は大学のジャグリングサークルに所属している。
主にクラブジャグリングを扱う。

趣味はtwitter や紙工作。


1984年12月2日生まれ、28歳。
川口駅前ジャグラーズハイ代表。

学生時代に友人がジャグリングをやっていたのをきっかけにジャグリングのおもしろさに目覚め、
以来、ジャグリング歴は今年で10年目となる。
クラブやボールなどのトス(投げ上げ)系のジャグリングを得意とする。

普段はレントゲン技師として働いている。

【過去の出演作】
2012年 第9回公演「夢どろぼうの住む街」 トム(クラブジャグリング)





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