◇カウントダウン企画 第1回

夢奇房 第10回公演当日まで、あと2週間となりました。
今回は遂に第10回ということで、演者もスタッフも
いつも以上にがんばっています!
ということで、第10回公演出演者の皆さんに、
本番に向けていろいろと思うところを聞いていきたいと思います。

トップバッターは、クラウン・OZの長田昌子さんと、
クラウン・かいの佐久間智嗣さん(さっくん)。
今回の公演タイトルにある“道化(クラウン)”として出演する2人に、
今度の公演について語ってもらいましょう!

カウントダウン企画 第1回

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何度も見に来てくださる人はご存知でしょうか、
クラウンOZはもう夢奇房の公演には何度も出ているおなじみのキャラクターですね!

長田:
(以下"長")
OZは他の役と違って毎回公演に出ているから、何度も見てくれてるお 客さんには「あ、またあいつだ」っていうキャラ。
夢奇房公演のシンボリックなキャラ、でしょうか。
まあ、それはOZをやり始めてだいぶあとになってから気づいたんですけど…
出始めた当初はそこまで意図してはいなかったんですよね。

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ちなみにOZっていつの公演から出ていたんでしたっけ。

長:

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長:

第3回からです。

それからずっとだから…今回で8回目! 今ではすっかり定着しましたね。

以前は夢奇房の中でも「クラウンって?その格好はなに??」ていう感じがあったけれど、
今はわりとみんなすんなり受け入れてくれるし、初めて夢奇房に見学にきた人も
「あ、この前の公演で出てた人だ」って分かってくれる。
初登場の第3回から長い時間をかけて、後輩のためにやりやすい道を用意して
あげられたんじゃないかと!! そう自負してますよ。


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さすが、ベテランですね!
…ちなみにクラウンって日本ではまだなじみが薄いと思いますが、一体何でしょうか?

長:

日本語で言うと、ピエロや道化、にあたるものかな。

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日本ではサーカスのイメージが強いですね…

長:
もともとは、ヨーロッパの宮廷道化師だったのが、大道芸としてやり始めたのが始まりらしいよ。

さっくん:
(以下"さ")
へー!そうなんだ…

長:
こらー、勉強したでしょー!

さ:
は、はいもちろんです!ちゃんとおぼえてますって!!(笑)

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そのさっくんですが、今まではマジシャンとして出ていましたよね。
今回は一転してクラウンとして出るのは、何かきっかけがあったんですか??

さ:
うーん、そうだなあ…

長:
さっくんは、もう一年も前からクラウンやりたいやりたいって、私に言ってたんだよ。

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そうなんですか!

さ:







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前回公演も出てましたけど、やっぱりOZ&そー(※1)の影響が強いですね。
OZ・そーをみていて、楽しそうだなあ、いいなあって思ってて。
今回も公演自体には何かしらの形で出たいと思っていたんですけれど、
なかなか手品とかのアイディアもまとまらなくて。
そんな中で、11月に大道芸ワールドカップin静岡(※2)っていうのに
クラウンで参加したんです。
それがすごく楽しかったんですよ。

そんなイベントがあるんですね!


長:
クラウンの枠はすごく人気で、募集始まるとすぐ埋まっちゃう。
開催は11月初旬だけど、応募は4月っていう…早いんだよ。

────
初参加でも、クラウンとして出られるんですか?

長:
そうだね、さっくんの他にせっきー(夢奇房メンバーの1人)も、
熱烈に「クラウンやってみたい!出たい!!」って言ってて、2人とも参加したんだよ。

さ:
こういうわけで無事に静岡でクラウンとして出て、そのまま今回、公演にも出ることに なっちゃいました!。





────
ちなみにクラウンって、顔を白く塗ったり、かなり濃いメイクをするけれど、始めは抵抗とかはないんですか?
人前出るのが恥ずかしいとか…?

さ:
そんなことないですよ。

長:
ほとんど、着ぐるみみたいなものだよ。

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着ぐるみみたいに顔は隠れていないですが??

長:
いや、同じ同じ。隠れているのと感覚は変わらないよ。

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そうなんですか!

さ:


長:

さ:




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静岡で初めてクラウンとして出ましたけど、
静岡の人ってそういうのに慣れていたので、やりやすかったです。

静岡って大道芸がさかんな地域だから、初めてでもやりやすい環境だよね。

そうですね、初めてでも楽しかったです。
いきなり道で通りかかった人とハイタッチとかできちゃうし、
一緒に写真とって下さい!て声かけられたりとか子どもたちが近寄ってきたりとか!
嬉しかった。

となると、舞台上でやるのはまた違いますか?



長:

そうだね~。

さ:
やっぱりお客さんとの間に距離があるなあと思います。離れてしまってる。
でも僕は逆に、手品で舞台に立っていた経験があるからそれを生かせたらいいと思っています。





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今回はタイトルにも見るとおり、道化がストーリーに大きく関わってきているだけあって、
2人の存在は要注目、と言ったところでしょうか。

さ:

長田さんが扮するOZは物語中、いろんなシーンに登場しますよ。
ちなみに僕、かいはOZの幼馴染っていう設定です。
自分の出番はOZと違ってほとんど最初で終わっちゃいますけど…。

長:



さ:



長:

そういう自分は実は、かい君がうらやましい。
いきなりいちばん最初に登場…あれやりたい!
先輩格のOZを差し置いて…!

おっと(笑)
かいは一番最初に登場で、しかも「道化」なので、
今回の世界観をお客さんに伝えられたらなって思います。

OZは毎回と同じく夢奇房の世界を自由に行き来するから、物語を通じてちょいちょい出ます。
それでたまに、道化の村で一休み…ていう感じ。

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今回、OZは里帰りなんですね。

長:
そうですね!何年も放浪してきてやっと帰ってきた、てところかな。





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今回の公演では、どんな自分を見てもらいたいですか?

さ:
普段は見られないような自分、「あれ、ホントにお前??」て言われたらいいですね。
あ、かい役としては「かわいい男の子」を演じたいです!

長:
かわいい、というならOZは負けないよ…(新参者め…)

さ:
ムムッ!

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おっと…なんだか2人の視線がバチバチしてきました。火花が…

長:
かわいさをアピールというならば、長年の実力の差を見せつけてやろう…!

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OZさんは、さすがの安定感ですね。

さ:

長:


さ:

長:

さ:

ま、負けません!

リハの批評で「かい君、かわいくないよ~!」なーんて言われたりしてるけど。フフフ…
OZばっかりかわいくて、寧ろ逆にごめん!!(笑)

!!負けないっ!

んん?なにをぅ??

かいのほうが、自分のほうが、断然かわい…痛!!



長:
それのどこが…!?イタ※☆拳!!!

さ:
ッ!●☆∵△・0Z赤ハナヒオリャ-(ノ-o-)ノ ┫;:

長:
△※■フラying鼻―◇▼オノレ;:・m(- -m)~呪


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うわわ、どうも乱闘騒ぎになってきたのでここでインタビューは打ち切りとしましょう。

今回の公演「道化の歩いた道」で重要な位置づけとなる “道化(クラウン)”。
OZとかいはそのクラウンの代表格というわけですね。
物語は彼らの住む道化の村から始まりますので、ぜひご注目下さい!
彼らは悪戯好きで見に来てくださった皆さんにちょっかいを出すと思いますが、仲良くしてあげて下さいね。

※1 そー…夢奇房の第6回、第9回で出演したクラウン。OZとペアで出ていた。
※2 大道芸ワールドカップin静岡…毎年11月初旬に静岡県で開催される大道芸のイベント。




1984年11月6日生まれ、28歳。
夢奇房キャプテン。愛称「さっくん」。
法政大学奇術愛好会出身。

夢奇房第1回公演からメンバーとして所属し、去年からは夢奇房の新キャプテンとしてメンバーを引っ張っている。
自宅は千葉県の海沿い。毎週末、片道2時間以上かけて練習場所に通っている。

趣味はサッカー。ACミランをこよなく愛す。
【主な出演作】
2007年 第4回公演「シートと黄金の紙」 ヴェイル(フラワー)
2009年 第6回公演「ゆめ戯草子~ふたりの浦島おかし話」 王様(ハト)
2010年 第7回公演「サーカスの魔法は街を包んで」トーリー(マスク&ハト)
2011年 第8回公演「常夜の月花」 ブルーム(カード)
2012年 第9回公演「夢どろぼうの住む街」 クローデ(ペイント)


生年月日、年齢ともに不詳(OZとして)。
夢奇房の世界を自由に行き来するクラウンOZを、長年演じてきた。
OZは夢奇房の舞台にはたびたび姿を現し、いろんな人にちょっかいを出している、いたずら好き。

【主な出演作】
2006年 第3回公演「瞬」
2007年 第4回公演「シートと黄金の紙」
2008年 第5回公演「Fruit on the Wedding Cake」
2009年 第6回公演「ゆめ戯草子~ふたりの浦島おかし話」
2010年 第7回公演「サーカスの魔法は街を包んで」
2011年 第8回公演「常夜の月花」
2012年 第9回公演「夢どろぼうの住む街」





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