◇カウントダウン企画 第2回

昨日から始まったカウントダウン対談2回目は、
ボールジグャラーとしておなじみ、3度目出演の市川卓さんと、
今回初出演のカードマジシャン・鈴木千彗さん(ちーちゃん)です。

道化の村から旅立つ主人公が、最初に出会う登場人物であり、
ジャグリング&マジックそれぞれ最初の演者として、
つかみの演技を担う2人組です!

カウントダウン企画 第2回

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今回、マジック・ジャグリングとしては、2人とも最初のパフォーマー。
いわゆる1番演者です!

ちーちゃん:
(以下"ち")
うぇーい!!

市川:
(以下"市")
やったーやったー!

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まずは今回初出演のピュータ役のちーちゃんから聞いてみましょう!
まず、夢奇房にきた経緯を教えてください。

ち:

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ち:


市:

ち:

そうですね、夢奇房の存在自体はだいぶ前から知っていたんですけど…。

リーダーやプロデューサーの出身大学の後輩だものね。

はい、だから前からずっと興味も持ちつつ、先輩には出ないかってずっと誘われ続け、
そして「出たいですね!」と自分も応じつつ…、はや4年くらい。

長い!(笑)

ようやく今回、出演が実現したという次第です。

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なるほど。ちーちゃんが公演に参加するかもって噂は以前から何度も聞いてきたけど…

市:
僕も耳にしてました。

ち:

4年ぐらい前に、一度見学にはきてるんですよ。まだ学生の時。

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“ちーちゃん”って言うから「女の子だ」って思い込んでる人もいたらしいね。

市:
あ、僕そうです(笑)。

ち:
それで、「なんだ女の子じゃないのか~!」ってがっかりさせちゃったりするんですよね。
このくだり慣れてますけど(笑)。

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今回の演技はカード、ということですが、大学時代から慣れ親しんだ種目ですよね?

ち:




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ち:

はい、カードは1年生のときからやっていた種目です。
でも、学生時代の途中からは四ッ玉(※)で舞台に立つ方が多くなってきて、
最近はカードより四ッ玉が主、って感じだったんです。
大会とかも大体、四ッ玉で出ていましたし。

じゃあカードは久しぶりですか?

そうですね、全くの久しぶりじゃないですけど、
こうしてちゃんとした舞台でちゃんとしたルーティン組んで出る、っていうのは確かに久々です。



市:
ほんとに、純粋にカードのみだよね。面白い技も多くて、ジャグラー勢も喜んでる…!

ち:
今回はカード以外を使わないのはもちろん、カード自体もいろんな種類を使わないシンプルなルーティンです。
それにこだわりながら新しい技も交えて…って思って作りました。





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イットを演じる市川さんは、3回目の出演ですが…今回もボール3つを使う演技ですよね。

市:
そうですね、今回もやること自体はいつものボール3つなんですが、ちょっとキャラクターを変えてみました。
今までのただニコニコしてるのではなく、ちょっと謎めいた怖いキャラ。
お客さんに受けるかな?って不安に思っていたりもするんですが、まずは「なりきろう」て思って頑張っています。

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ちーちゃんのほうは、人形っていう役、難しかったですか?

ち:
いえ、案外やりやすかったです。
皆さんには「まだなりきれてない」て批評を何度ももらいましたが、設定は自分に合っていたような気がします。

市:



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市:




僕のほうは、今まで僕の演技を見ている人からすると、
あれ?こんなことするんだ?っていう印象になるかもしれません。
「僕らしからぬキャラ」という意味では意外性があるんじゃないかと思っています。

衣装やメイクなど、見た目も違いますしね。

今回はクラウンのメイクもしますが、僕の中でクラウンって、
愉快だったりまぬけだったりするイメージなんですけど、
“怖い感じ”のクラウンもやってみたいなって。
ジャグリング自体は普通かもしれませんけど…

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いやいや、市川さん今回だいぶこだわってるなって、一部のジャグラーは言ってますよ!

市:

そうですかね~。というか、ちーちゃんこそ技にこだわるよね。

ち:
手品系男子なんです。

市:
(笑)





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ち:



市:


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今回の演技で「これを見てほしい!」ていうのはありますか?

やっぱり、人がやらないようなこと、やりたいんですよね。
ていうか、やることを求められてるんじゃないかな?って、若干思ったりもしています。
その期待に応えられたらいいな。

僕もやっぱり、人と違うことやりたいって思います。
キャラもそうなんですけど、動きもいろいろチャレンジしてみたい。

キャラがいつもと違うからこそ、動きも違ってくるんですね。



市:

そうですね、今までの明るい感じのキャラだったらできないような動きもあると思うんです。
今回のイットというキャラだからこそできる動きが、ルーティン全体から見て面白い方向につながってけばいいかなって思います。





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それではジャグリング&マジック一発目の演者として、本番への意気込みを!

市:



ち:




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なんにせよ、印象に残るパフォーマンスをしたいです。
全部見終わったときに、「あんなやつがいたな~」って思い出してもらえるような。
演順としては最初なんで!!気合入れてやっていきたいです。

僕のほうは、やっぱり手品で魅せたいですね。
夢奇房って、ストーリーと絡むとか演出にこだわるのが特長ですけど、
「ガチで手品してる」ってのがあんまりいないので、
そういう意味で自分の持っているいいところを夢奇の中で生かせたらなって思います。

ちーちゃんによって夢奇房に新しい風が入ってくるね。

ち:
「手品手品している感じ」!!です。
夢奇の中にも、こんなやつがいるんだって思ってもらえれば嬉しいです!

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ありがとうございました!
技に動きにキャラクターと、かなりのこだわりを持った2人。
マジック・ジャグリングをほとんど見たことない人も、これまでいろいろ見てきた人も、
どなたも楽しめるものが見られそうですね!

次回のインタビューは、ストーリーの中で主人公たちが2番目に出会う、ある動物役の2人。
尻尾のある2匹ですがその動物とははてさて…? お楽しみに!

※四ッ玉…手品の道具の一つで、ビリヤードボールともいう。
直径3~5cm程度の玉が、出たり消えたり、色が変わったりする現象を見せる手品。




1986年7月13日生まれ、26歳。
愛称「タカシ」。
ぱさーじゅ(電気通信大学ジャグリングサークル)出身。

夢奇房は、2010年から参加。
第7回公演ではスタッフとしてピンスポットを担当し、
翌年の第8回、第9回公演ではボールジャグリングのパフォーマーとして出演した。

現在は社会人2年目として某ゲーム会社に勤務。
勤務先が関西だが、公演の練習ために毎週末上京してくる、熱い心の持ち主。

【主な出演作】
2011年 第8回公演「常夜の月花」 ティータ(ボールジャグリング)
2012年 第9回公演「夢どろぼうの住む街」 ウォーボ(ボールジャグリング)


1989年2月24日生まれ、23歳。
愛称「ちーちゃん」。
法政大学奇術愛好会出身。

大学から手品を始め、主にスライハンドのマジックをこなす。
手先を使ったハイレベルな技術には定評がある。

2012年に東京都のヘブンアーティスト(※)のライセンスを取得し、これから活動を始める予定。
趣味は日本庭園めぐり。六義園や古河庭園などがお気に入り。

※ヘブンアーティスト…東京都が実施する審査会に合格し、都内の指定活動場所で
パフォーマンスや音楽演奏をするライセンスを持っている人。





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