カウントダウン対談 第10回


「月花‐GEKKA」にはティータというバーテンダーがいます。
オーナーに憧れ、いつか自分の店を持ちたいと願っている、明るくてまじめな青年。
今回の公演が夢奇房では初出演となる市川さんに、
初めて夢奇房の舞台に立つことに対していろいろお話を聞いてみました。




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祝!夢奇房初出演!!演者として参加して練習やリハーサルはどうですか?

市川:
(以下、市)
いやあ、緊張しますね…。

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初めての人は、みんなそうですね(笑)!

市:
夢奇房のデモスト(※)って、10分前になったらみんな静かになって
緊張感のある空気になりますよね。
そういうのが、学生のサークルのころはなかったです。

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勝手が全然、違うでしょうね。


市:





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市:






そうですね。
あと、デモストが終わった時とかも、
見ていた人はみんな意見をすごい活発に
出してくれますし…
そういうのは、すごい勉強になります。

リハーサルのやり方なんかも、
サークルの時とはちょっと違いますか?

そうですね、サークルの時は「リハやります」って言ったら
すぐ始まるんですが、夢奇房のリハーサルは開始まで
15分前とか5分前、1分前とかを知らせて
開始時間まで緊張感を高めますよね。
そういうのが自分にとってはすごく新鮮で、
楽しいんですけど、でもやっぱり、緊張します(笑)。







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キャラ設定があって「演技しろ!」って言われるのも、初めてですか?

市:





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市:






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市:





演技については今回、すごい意識するように
なっています。メンバーのみなさんにも意見をもらって。
そういう点では、今まで自分が作ってやってきた
パフォーマンスとは違うものが
できているんじゃないかなって思います。

キャラ設定のある演技、やってみてどうですか?

学生時代とか、今まではどちらかというと、
ただ“自分の好きなこと”“やりたいこと”っていうのを
押し出してやってきたところが大きかったです。
でも今回は、やりたいこともやってはいるんですけれど、
それ以上にキャラクターを強く意識している、
という感じですね!

ご自身のパフォーマンス以外にも、
出番はたくさんありますが…

サークルの時に、そういう幕間に何度か出るのは
経験済みではあるんですけど、
夢奇房の公演みたいに“役柄”ありきで、
パフォーマンスなり幕間なりをやっていくっていうのは、
今まででなかったかなと思います。






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市川さんが演じるティータは、どうやら今回の舞台で一番好感度が高そうですが??

市:
あ、ありがとうございます!!

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(笑)明るくまじめで仕事もできる、そんなキャラクターですね。

市:
やっていて楽しいですね。

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演出の練習やリハーサルの時などでみんなが役作りに苦労している中、
市川さんはティータらしい雰囲気がうまくできているって評判ですが、
この役は市川さんのはまり役なんでしょうか??

市:
ん…どちらかというと、素の自分自身に近い役柄なんだと思います。
だから役柄的にはかなり入り込みやすい感じです。

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市:

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市:

じゃあ、ティータの動きや感情表現は…

結構、自分の中で自然に思い浮かんだりします!

じゃあきっと、ティータを演じるのは楽しいでしょうね。

幕間についてはまだ決めかねている部分も
あるんですけど、ほんと無理なく楽しめている感じです。









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市:




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市:






公演に向けて、意気込みをお願いします。

結構、体を動かして、元気いっぱいな感じで
やりたいっていうところがあるので、
自分のパフォーマンス中は自分がとても楽しんでいる!
ていうのがお客さんに伝わればいいなぁと思います。

見ている人も、楽しくなるような演技ですね。

はい、見に来てくれるお客さんは、
マジック、ジャグリングを知っている人知らない人、
本当にいろいろいると思いますけれど、
見ている人すべてに楽しんでもらいたいです!




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ありがとうございました!
夢奇房初舞台にして、演技が「楽しい」とおっしゃる市川さん。
きっと観客の皆さんと一体になるようなすばらしい演技をしてくれることと思います。
次回は、「月花‐GEKKA」の外の路地裏に住む男役にインタビューです。

デモスト…デモンストレーションのこと。各演者が自分の演技の構想を発表するもので、
夢奇房ではメンバーの前で発表しそれぞれ批評や意見をもらう。







1986年7月13日生まれ、24歳。

ぱさーじゅ(電気通信大学のジャグリングサークル)出身。

夢奇房では、過去に第7回公演でスタッフとしてピンスポットを担当。

現在は大学院2年目で、大学では変化球を投げられる
ボールの製作などを研究してきた。
4月からは某ゲーム会社に勤めることが決まっている。