カウントダウン対談 第8回


カウントダウンインタビューも中盤に来ました。
今回はミレーヌの追っかけ、ローク役の秋山さんです。
ミレーヌにぞっこんでちょっと抜けてる?ロークを演じる秋山さんは、
夢奇房をまとめる副キャプテンであり、夢奇房での出演回数はメンバー最多。
今年の公演について聞いてみました!




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今回秋山さんが演じるロークが登場するのは、コミカルなシーンがほとんどですね!

秋山:
(以下"秋")
そう。でもなんというか、がっつり笑いを取りに行くというのでもない。
ロークはまじめなキャラだから…

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見ている人が、くすっと思わず笑っちゃうような感じですよね。

秋:
このまじめキャラでコミカルシーンって、正直難しい。
まさか変な顔とか動きとかするわけにはいかないし(苦笑)。
この微妙なラインが難しいところだね。

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今回は幕間で演技するシーンがすごく多いですね。

秋:
ていうか…演じてるみんなすごいよね!!(笑)ホント幕間とかよくできるなあって思う。
手品のキャリアは長いのに…夢奇房8年間やっててこれだからね(苦笑)。

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パフォーマンスとはまた違いますか?

秋:
うん、自分は今まで、手品をするために舞台に立つっていうのばっかりだったから、
客にアピールするのはできるんだけど、自然な演技ができないんだよね。
やっててすごく不安…!


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秋:



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秋:

手品で舞台に立つのは慣れていても、
これはまた別なんですね。

手に何も持たずに舞台に出て行くのが、
そもそも自分にとっては違和感あるから不安になる!!
不思議な現象おこしてるほうが楽かもしれない(笑)。

自分が舞台上でどう見えてるのか?っていうのも
分からないですよね。

そうだね。
お客さんからの分かりやすい反応もないし…
手品ならお客さんから拍手ってかたちで
反応が来るからね。
…今はダメ出ししか来ないし!(苦笑)
あと、一般のお客さんにほんとに笑ってもらえるのか?
というのも気になるな。
リハーサルでは見ているのがどうしても夢奇房の
メンバーばかりだから、内輪うけになってないかって
心配だったりもするんだよね。

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確かにそうですね。見ているメンバーは秋山さんのこと知ってますし…

秋:
俺だから、笑ってんのかな?って思うときもある!
でもそれじゃだめだよね。あくまでロークとして見られないと!そこまでいかないとね~。







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今年はキャプテンが多忙なため、練習になかなか来られない日々が続きましたが、
副キャプテンとして秋山さんは大変でしたか?

秋:
いや、案外そんなことはなかったよ、むしろ他のみんながすごく頑張ってくれて。
演者をまとめて引っ張ってくれる人もいるし、スタッフを統括してくれる人もいるし、
みんな進んで中心になってくれたよ!

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秋:







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秋:


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秋山さんはそれをまとめている感じですね。

そうだね、サポートするくらいかな。
夢奇房は創立メンバーがキャプテンとか
副キャプテンとか、中心メンバーやってるけど、
最近はそれ以外の新しい人たちもどんどん運営の
中心に入ってひっぱってくれて、
すごくいい傾向だと思うよ。
こうして、団体が存続していくんだと思う。

公演に向けてのいろんな作業や仕事を、
みんなでやっているんですね。

自分で言うのもなんだけど(笑)、
うちの団体はホントいい団体になったと思う。

陰で支えてくれる人もたくさんいますものね!





秋:
団体創立当初は、何か足りないものがあったら「足りないのは自分で用意しろ!」とかいう
叩く感じだったんだけど、今は違う。
誰かが気づいてどんどんフォローしてる。

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メンバーの意識が高いんですね。

秋:
ものすごい大変な仕事を黙ってやっちゃうからね!
しかもみんなが見ていない地味なところで。ホント格好いいと思うよ!
なんか知らないうちにどんどん出来上がってるし…
土日の練習だけじゃなく平日もがんがん進行してて、みんなの作業はすごいよ。

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秋:


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秋:





確かに、パンフレットのキャストにも
スタッフにも載らないメンバーも、
すごい頼りになる仕事をしてくれますよね!

ほんと、本番直前とかすごいよね!
みんな仕事してんのか??て感じ(笑)。

深夜に早朝に、時間帯とかも関係なしですしね(笑)。

でもそれが、みんなが好きでやってくれてるってのが
本当に嬉しい。
いやいややってるんじゃないんだよね。
こういう集団ってそう巡り会えるものじゃないよ!









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見に来てくれるお客さんに、メッセージをお願いします!

秋:





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秋:




うちの公演を見に来てくれる人は、
家族連れのお客さんもいて、
大人から子どもまで見に来てくれる。
だから、そういう人たちみんなに
楽しんでもらいたいと思うよ。

親御さんもお子さんも楽しかった、ってなるといいですね。

自分の役とかが、それを担っているのかな。
今回は今までの夢奇房の公演の中でも、
ずいぶんと大人な雰囲気だから…
自分たちのお笑いパートが重要なところになると思うよ。



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そうですね。

秋:
お客さんを選ばないような、そういう内容にしたいと思う。
マジックにジャグリング、すごいなあ!って思ってもらったり、
あるいは、社会人なのにこんなに頑張ってるんだなぁ自分らも頑張ろうみたいな
活力になったりとか、そういうのを目指したいと思ってます。
そのために自分らはやっていますから!!
本番まであと少し、頑張ります!


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ありがとうございました!
副キャプテンとして、また8回連続出演者として、
秋山さんの熱い情熱はただものじゃないですね!

さて次のインタビューは、「月花-GEKKA」の常連客ミレーヌと、いたずら好きのクラウン、OZ。
お楽しみに…。







1979年5月31日生まれ、31歳。

法政大学奇術愛好会出身。
夢奇房の副キャプテン。

夢奇房の旗揚げ公演から演者として出続け、
今年で8年連続8回目の出演となる(団体最多)。
鈴木キャプテンと共に、夢奇房幹部としてメンバーを引っ張る、熱血漢。

普段はIT企業に勤めるSE。

趣味はプロレス観戦と、野球観戦。
東北楽天ゴールデンイーグルスのファンクラブに入っている。

【主な出演作】
2004年 第1回公演「然」 (リング)
2005年 第2回公演「凛」 ヤン(ファンプロダクション)
2006年 第3回公演「瞬」 スコア(ハト)
2007年 第4回公演「シートと黄金の紙」
                 レザック(アラカルト&ハト)
2008年 第5回公演「Fruit on the Wedding Cake」
                 ストラ(リング)
2009年 第6回公演「ゆめ戯草子~ふたりの浦島おかし話」
                 時の番人(リング)
2010年 第7回公演「サーカスの魔法は街を包んで」
                 ジュウ(マスク&ハト)