カウントダウン対談 第3回
カウントダウンインタビュー3回目は、派手で明るい若者、ノイスを演じる櫻井さんです。
ノイスも「姫」に心を奪われた数々の男たちの一人。
夢奇房2年目の櫻井さんは、前回に引き続き2回連続の出演ですが、
今年はどんな演技を見せてくれるのでしょうか!?
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まずは役について。ノイスってどんなキャラですか?
櫻井:
(以下、櫻)
ノイスは「月花‐GEKKA」に集まる客の中で、一番若い登場人物。
「月花‐GEKKA」に来てはしゃいでる、お調子者って感じのキャラクターです。
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前回公演で演じた役(※1)と、どんなところが違いますか?
櫻:
前回はナルシストキャラでしたが、今回はなんというか…好感度があるキャラです!
櫻:
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櫻:
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櫻:
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前回と同じで歳は若い設定だけど、
そんなに腹黒いキャラじゃない。
もっと純粋な感じです。
今年の自分のテーマは“好感度”のある演技、
ですかね(笑)。
演技で苦労したりしていることはありますか?
パフォーマンスでアピール(※2)するときに、
自分は癖でナルシストっぽくなっちゃうんです。
自分に酔ってるっていう感じじゃなくて、
格好つけてはいるけど“楽しんでいる笑顔”っていうのを
うまく出せればいいと思います。
ノイスは今回のストーリー上で、
序盤の盛り上げ役ですものね!
そうなんですよね!
「月花‐GEKKA」の世界にお客さんを引き込めるか
どうかが、自分にかかってるんじゃないかなって
思っています。
手拍子が来るくらい、盛り上がるといいですね~。
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演技の曲も、そういう面では大きな要素だと思うのですが、
曲はどうやって決めているんですか?
櫻:
今回使う曲は、公演のテーマをイメージしました。
華やかな“夜の世界”っていう設定にあったものにしようと思って。
使っている曲は洋楽なので、歌詞の内容はあんまり耳に入らないと思うんですけど…
歌詞をちゃんと見ると、「朝までいつまでも、眠らないで踊っていたいわ!」ていう内容に
なっているんですよ。
櫻:
「どんどん盛り上げていく!」みたいな、そういうイメージに合う曲だと思っています。
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今回も、前回の公演と同じくシガーボックス(※3)を使ったパフォーマンスですが、
何か意識していることはありますか?
櫻:
目標が好感度!なので、前回よりは…そうですね、“ベタな”ルーティンにしようかと。
櫻:
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櫻:
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去年はナルシストな役だったから、
途中で髪をかき上げるしぐさとか、
ちょっと癖のある要素を演技に混ぜていたけれど、
今回はもっと、観客から手拍子とかがもらえるような、
いわゆるクラシカルなルーティンを作っています。
万人受けするような、王道ルーティンですね。
敢えて王道に近づけてもいいかなって、
今回は思ってます。拍手をもらいやすい
“定番”みたいなやつですね。
そういうのを曲の切れ目とかのポイントに
入れてますよ。
ルーティンって、そうやって考えて作るんですね。
櫻:
次の技に行くまで右肩上がりに!っていうのをイメージしますね。
拍手をもらえるような大技まで、盛り上がっていくような小技を入れていくんですよ。
その小技に、実は自分のこだわりがあったりもします!
櫻:
実際、ノイスのキャラクター設定がそうなってますし…!
櫻:
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櫻:
まだ少年っぽさが残っているような、
無邪気さが必要かな。
パフォーマンスに限らずその他のシーンの演技でも、
それを表現できるよう考えています。
参考にジャニーズのDVDを見たりとかも(笑)。
ジャニーズですか!
なんとなくですが、
「こんな感じで、はしゃいでるんだー」って
思いながら見てます。
つかみの演技なので、
お客さんを「月花‐GEKKA」の世界に
入り込ませるような演技をします!!
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ありがとうございました。無邪気なノイスのノリの良い演技に、請うご期待!!
次回のインタビューは明るいノイスとは一転、ミステリアスで不気味な男にインタビューします。
※1
前回の役…櫻井さんは第7回公演(サーカスの魔法は街を包んで)で、ルー役を演じた。
ルーはサーカスの下っ端団員で、ナルシストで目立ちたがりのキャラクター。
※2
アピール…パフォーマンスで、観客から拍手をもらうタイミングの演技。
笑顔をみせたり振り向いたりして客席からの拍手をとるように演技をする。
1984年5月14日生まれ、26歳。
北里大学ジャグリングクラブ出身。
大学からジャグリングを始め、使う道具は主にシガーボックス、
その他コンタクトジャグリングなど。
ジャグリングのほかに、ジャズダンスもやっている。
夢奇房には2009年から参加。
第7回公演で初出演し、今回が2回目の出演となる。
普段は臨床工学技士として、病院に勤務している。
【主な出演作】
2010年 第7回公演「サーカスの魔法は街を包んで」
ルー(シガーボックス)