カウントダウン対談 第2回


2回目からは各演者にお話を聞きます。
最初は、物語の舞台となる「月花‐GEKKA」という店のオーナー、ブルーム役の佐久間さん(通称:さっくん)。
男たちが心を寄せる「姫」とは一番親しく近い位置にいて、男たちの嫉妬と羨望を集めるオーナーです。
早速話を聞いてみましょう。




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「月花-GEKKA」のオーナー役ですが、もともとは自らそれを設定して
役作りをした…わけじゃないそうですね?

さっくん:
(以下"佐")
そうなんですよね。
ストーリー上の設定で「姫」の取り巻きがいるってプロデューサーから聞いていましたが、
それに自分がエントリーされた!と思ったら、気が付けばオーナーに昇格してました(苦笑)。


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佐:

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佐:

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佐:




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佐:

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気が付けば…

出世!!(笑)

オーナー役、演じてみてどうですか?

楽しいですね。出番も多くて。

さっくん自身の演目以外でも、
オーナーが出るシーンは多いですね~。

そうですね、結構何回も登場しますから。
そういう幕間登場があっても演目に向けて集中力を
持続させるのが当然、必要になるんですけど…
頑張ってますよ!

今回のさっくんの役は、イケメンのオーナーで、
しかも他の男性陣の羨望の的。
キャラ設定のハードルがだいぶ高いですね!

ぼ、、僕のせいじゃないですよ(汗)。

わかってますとも!(笑)


佐:
もう…なんですかね~、毎週の練習で演出が進むごとに出番も増え!!(苦笑)
その中でオーナーのキャラクターもできあがってきたと思うんですけど…まあまあまあ!
ハードルがどんどん上がってますね!!毎日!

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確かに。練習ごとに上がってる!

佐:
演出上こういう設定となると、自分のパフォーマンスの演技も頑張らなくちゃ!って思います。
「あれ?幕間のほうが元気じゃない??」とかなったりしたら!!

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まずいですね~(笑)。

佐:
そうはならないようにしたいですね。







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佐:



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佐:










出番も多くて難しい役どころですが、
気を付けていることはありますか?

集中をとぎらせないようにと、常に思っています。
全体の通しの中での役や演技の作り込みとか。
…大変です(笑)。

表情作るのも、難しそうな役ですね。
笑顔も一筋縄ではいかなさそう!

そうなんですよね~けっこうきつい。
普通に笑ったりしたら「キャラが崩れる」って批評が
飛んできますし。
「その笑顔じゃないでしょ?」って言われても、
自分ではどうもわからない!
そういったキャラクターのオーラが
まだ出せていないのが課題です。










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今回のパフォーマンスは、初めての種目に挑戦だそうですね。

佐:
う~ん、今回初めてやってみたんですけど、考え方が変わりましたね。

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考え方、というと?

佐:
いやぁ本当に、カード演者ってのはすごい!(笑)

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佐:







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佐:





そうなんですか??

ほんとに、技術!これに尽きます。
見せ方に関しては、同じ手品ですから今までやってきた
演目と共通しているんですけれど、
目下の課題はやっぱり技術ですね。
日々精進。
カード演者さん、今まできつい批評言って
ごめんなさい(笑)。

週末の全体練習だけでは、やはり練習時間は
足りないですよね。

そうですね。
だから平日も練習するようにはしていますよ。
場所を確保したりして頑張っています。









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今回の公演、練習やリハーサルで大変なことはありますか?

佐:
大変…なことは、とても多いんですよね~。
うん、大変なことだらけですね!(笑)
本当にまだいっぱいいっぱいで、考えている余裕さえ作れていないので、
その足りていないところを何とかしたいです。

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本番はどんな演技を見せたいですか?

佐:
きれいな感じで。そういう印象を見せられたらなぁと思います。
ただ手品をやるとかいうのだけではなくて、見ている人が自分たちの演技に対して
感情移入できるような演技がしたいです。

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佐:



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佐:





いわゆる手品の「不思議さ」だけではなく、ですね。

そう、手品をやるだけっていうのだけではなくて、
演技とストーリーを表現して、見ている人の心を
動かせたらって思います。

心を動かす演技…ぜひ頑張ってください!!

わー!プレッシャー!!(笑)
何はともあれ、舞台では感動的な「何か」を!!
頑張ります。









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ありがとうございました!
役の演技もパフォーマンスも、挑戦が続くさっくん。
本番ではどんなイケメンオーナーを見せてくれるのか、
どんな綺麗な演技を見せてくれるのか、楽しみです。
次回のインタビューも、引き続き「姫」の取り巻き男性役が続きます。お楽しみに~。







1984年11月6日生まれ、26歳。

愛称「さっくん」。

法政大学奇術愛好会出身(元幹事長)。

持ち前のセンスと立ち振る舞いを活かし舞台上で存在感を出す。
今まで演じたマジックはハト・フラワー・マスクなど。

自宅は千葉県の海沿い。
毎週末、片道2時間以上かけて練習場所に通っている。
趣味はサッカー。AC ミランをこよなく愛す。

【主な出演作】
2007年 第4回公演「シートと黄金の紙」 (ヴェイル(フラワー))
2009年 第6回公演「ゆめ戯草子~ふたりの浦島おかし話」
                         王様(ハト)
2010年 第7回公演「サーカスの魔法は街を包んで」
                         トーリー(マスク&ハト)