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夢奇房第9回公演情報夢奇房第9回公演情報 『夢どろぼうの住む街』

カウントダウン企画 第6回


カウントダウン対談第6回は、街の中の洋館にいる執事とその部下たち。
執事のタランを演じる関根悠一朗さんと、その手下のニバル役・三原雄さん、キンス役・梅田貴央さん。
イリュージョン(※1)チームの3人です!




────
このトリオは、どういう経緯で結成したんですか?

三原:
(以下"三")
まず、自分とせっきー(関根)の2人組は、早くから決まってた。
まあ、他にやろうって人がいなかったしね!(笑)

関根:
(以下"関")
みっちー(三原)が、去年の公演終わってすぐ、
「次はイリュージョンやる」って言ってたよね。

三:

そう、もう春ぐらいから宣言してた。
夢奇房はあんまりイリュージョンやってないみたいだったから、
ここでひとつイリュージョンやってみたら、プラスになるんじゃないかなって思った。

────
なるほど!確かに最近は全然やってないですね。

関:
自分は毎年、公演後すぐに「次はイリュージョンやりまーす」とか言っていたけど
実現してなかった…今年やっと、有言実行!

梅田:
(以下"梅")
やっぱ宣言したのがよかったですよね。
イリュージョンって1人ではできないものですから。

関:
そうそう。

────
3人目の梅田さんが加わったのは?


梅:

関:


三:

きっかけは…飲み会(笑)

っつーか、こっちで勝手に3人目として
カウントしてたよね(笑)

そうそう、本人の了解は抜きで、
もうメンバー扱いしてた。



梅:
なんか気づいたら取り込まれちゃってたんですよね(笑)

三:
もはやデモスト※2でも、「ここの3人目は貴央(梅田)です」とか言って説明してたね。

梅:
当人はそのこと全く、聞いてなかったんですけどね(笑)

────
梅田さんは仕事とかで忙しくて、毎月の例会も欠席することが多かったですよね?

関:
でも、例会後の飲み会にはよく来てたから、そこで会う度に誘ってたよ。

梅:

三:




なんだかんだで今年も参加しちゃいましたね~。

飲み会の度に「一緒にやろう」って誘って、
「じゃあやる!」って答えてくれてたけど、
所詮飲みでの話だから、翌月も「やるよね!?」って
誘ってたよね。

関:
でもあらためて誘ってみたら、「え~」とか言って渋るから、
僕ら以外の周りのメンバーまでぐるになって、出ろ出ろ!って勧めまくったよね。

梅:
あれは総攻撃でしたね(笑)

三:
そういや最初はさっくん(佐久間)も4人目としてメンバーに入れるつもりだったけど、
彼は意外と意志が固く…。

梅:
彼は意志を、貫き通しますからね(笑)

三:
飲み会のノリでは「やる」とか言っちゃってたんだけどね(笑)

関&梅:
(笑)





────
練習や演技などで、大変だったことはありますか?
たくさんあると思いますが…(笑)

三:
……

関&梅:
えー、申し訳ございません!

三:
こいつら(関根&梅田)が練習に来ない!!

梅:
(苦笑)

関:
会社の仕事がね~。

三:
1人でも道具作りはできるんだけど、全員揃わないことには練習できないからなあ。
練習場所は狭いし道具は重いし…三重苦。
“狭い・重い・来ない”!

────
イリュージョンというと、やっぱり大規模な道具作りが大変ですね。

三:
それでもまだ今回のはコンパクトなほうだよ。

関:
なんだっけ、当初は「3K」を目指そうとか話してたよね?
えーと、“軽い”、と?

梅:
“感動を与える…”

関&三:
違う、違う!!(笑)

梅:
思い出した! “軽い”、“簡単”、

三:

関&梅:

三:

“気持ちいい”…

“気持ちいい”??

違うか(笑)


関:
“金がかからない”かな。

三:
まあ、それでいっか(苦笑)

────
とにかく、毎回の練習の荷物運びも大変ですよね。

三:
いやーもうイリュージョンはやらなくていいかな(苦笑)
それにしても今回は木材をかなり使って作ったから、大工道具をたくさん所持するはめになったよ。
カーペンターになれる。

────
三原さんが主に道具作りを担当してたんですね。

三:
うん。せっきーは、衣装担当。

関:
そうだね、衣装とかは自分が主に考えたかな。
でもコンセプトとか世界観をどうするかっていうのはかなり悩んだよね。

────
関根さんの趣味が出てますよね、コンセプト。

関:
ええ~そぉ?

────
演者としてはトリオですが、演技中は他の演者もたくさん絡んできますね。

梅:
ストーリーの展開上、他のキャラクターも出てくるんですよ。

三:
去年の第8回公演では、女の子たちに囲まれてた演出だったのに、
今年は周りが“野郎”ばかりだ!

関:
3人そろって野郎で花がない!(笑)

梅:
加わるマフィア2人も男だから、結局、野郎が5人ですよ~。
不思議なことするのも野郎、補佐するのも、野郎(笑)







────
それでは、そんな“野郎”トリオの見所を、それぞれ教えてください。

梅:
自分は今回、イリュージョン初めてなんですよ。

関:
あれっ!そうだっけ!?

梅:
そうなんですよ~。今までやってきた手品とだいぶ勝手が違いました。
現象の数は少ないし、すぐ終わっちゃう!って感じ?

三:
確かに、さっさとやっちゃうから、演技はあっという間だよね。
準備はすごく時間かかったのに~!

関&梅:
(苦笑)

梅:
今までやってきた手品みたいに、現象を手元で起こさない、っていうのがすごい新鮮でしたね。
何か技をするわけでなく、普通に動いているだけっていうのが。

関:
途中で布ついた棒まわすじゃん。

梅:
そうそう、そこが唯一のマニピュレーション(笑)※3

三:
とにかく、マジックの現象の数自体は多くないからね。

梅:
でも、一つの現象がかなりでかいですから!
びっくりしてもらいたいですね。

────
関根さんの思う、見所は?

関:
そうだね~やっぱり、自分が演じる執事・タランの個性かな。
最後までどんなキャラになるか見えてこなかったし、演じるのも難しかったよ。

三&梅:
めがね!めがね執事!

関:
難しいのは役作りだよね~(笑)
二面性がある性格の役だから、やっぱり難しかった。楽しかったけどね。

梅:
二面性の存在が明らかになってくるのが、いわゆる他の演者との掛け合いからですよね。

関:
そうそう、ストーリーが流れていく中でタランの裏の性格が見えてきて、
その流れから僕らのイリュージョンの演技に入る!って構成。
これがいいんだよね!

────
三原さんは、どうですか?

三:
あーここは、真面目な話、していい?

関&梅:
(笑)

三:






自分は、ストーリーに合ったイリュージョンを
作りたかった。よくあるイリュージョンって、
つまり不思議なことをする・技をみせるってのが
普通なんだよね。
でもお芝居の中にイリュージョンが組み込まれて
いるって、あんまりない。

梅:
そうですよね。

三:
「不思議さは残しつつ、ストーリーの展開の中で現象を起こす」。
これがやりたかった!
だからそこが最大の見所、こだわりですね!

────
ありがとうございました!
野郎3人組のダイナミックなパフォーマンスを、
ぜひご期待ください!

※1
大掛かりな仕掛けを用いた手品。

※2
デモンストレーションの略。手順発表。
夢奇房ではストーリーを構成する前に、それぞれの演者が「こんな演技をしたい」というのを発表します。

※3
技術の伴う動作。







1983年1月5日生まれ、29歳。
明治大学マジックフェロー奇術研究会出身。
大学生からマジックを始め、ハトやコイン、
イリュージョン等をやってきた。
夢奇房は第2回から参加。

夢奇房で一番メガネを愛していて(本人談)、
コンタクトをしていてもメガネをかけるほど。

【主な出演作】
2005年 第2回公演「凛」 黒いハワイ(イリュージョン)
2008年 第5回公演「Fruit on the Wedding Cake」
           ユーヤ(アラカルト)


1983年9月16日生まれ、28歳。
大阪大学奇術研究会出身。
夢奇房所属は3年目。
比較的新しいメンバーだが、馴染み度は古株なみ。

関西出身だが、就職に伴い大阪を離れ上京し、
都内某所の某玩具メーカーに勤務している。

わちふぃーるどをこよなく愛する。
趣味はメダルゲームと読書(主に推理小説)。

【主な出演作】
2010年 第7回公演「サーカスの魔法は街を包んで」
           B(カード)
2011年 第8回公演「常夜の月花」
           レオ(フレアバーテンディング)


1985年2月25日生まれ、27歳。
東洋大学マジシャンズソサエティー出身。
夢奇房の公演には、第4回から参加。
第4回公演「シートと黄金の紙」では、
フルートの生演奏にのせてカードマジックを好演し、
第8回公演では花屋役でハトプロダクションを披露した。
得意なマジックはカード、ハトなど。

【過去の出演作】
2007年 第4回公演「シートと黄金の紙」
           タルト(カード)
2010年 第8回公演「常夜の月花」
           花屋(ハト)







第6回につきましては、諸般の事情により掲載順を変更させていただきました。







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