カウントダウン対談7回目はマフィア2人組。
親分のスキッツ役・鈴木大史さんと、子分のマシュー役・宮田雅史(マロニー)さんです。
マフィアというと“怖い”イメージがありますが…
はてさて、どんな演技を見せてくれるのか、聞いてみましょう。
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鈴木さん&マロニーさん(宮田)の2人で組んでやろうと思ったきっかけはなんですか?
マロニー:
(以下"マ")
今年は演者で出ようと思っていたのですが、公演の準備期間、
自分は「シガレット、コメディ」という演技構成を決めていて、
自分から鈴木さんにお願いをしたのがきっかけです。
鈴木:
(以下"鈴")
マロニーが「鈴木さんとコントがしたい」とM1チャレンジャーみたいな事を言って
誘ってくれたんだよ(笑)
鈴:
「誰か人手が必要だったら声かけてね」って発信してたんだよね。
だから当初は、ピンでの出演も考えてたよ。
鈴:
だから誘ってくれたとき、即答はしなかったけど。
マ:
ともかく自分は、夢奇房の立ち上げメンバーでいらっしゃる鈴木さんと
コンビを組むことで、演技の幅を広げたいという思いもありました!
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「マフィア」という役設定をしたのはなぜですか?
マ:
鈴:
マ:
マフィアは…どうしてマフィアなんでしたっけ?(笑)
これもマロニーからの提案だった、かな?
あれ…記憶にない…(苦笑)
他にも色々、案はあったんですよ。
タバコに絡めたかったので、鈴木さんを
タバコ屋の店主に当てはめるとか…
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タバコ屋!マフィアとは全然違いますね(笑)
鈴:
そうそう、最初はタバコ屋だった。
マフィアという設定はプロデューサー指示だったね、確か。
マ:
そう…だったような、なかったような??思い出せない…
鈴:
ともかく、今回のネタであるタバコと関連付けたキャラ設定ということで
「マフィア」になりました。
マロニーに「アニキと呼ばせて下さい」なんて言われて、
妹を嫁にやるような気分だったよ(笑)
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今回は2人ともパフォーマンスに関してはピン演者ですが、幕間での出番も多いですね。
鈴:
正直かなり美味しい役柄に選んで頂いたなと思っています。
出番も多いし、ストーリーにも絡めるし。
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鈴:
そんな役を演じてみてどうですか。
自分が担う一つのキャラを、いろいろな場面で
演じるというのはなかなかできない経験なので、
とても楽しく感じてるよ。
ちなみに役作りは、幸い自分の素に近いので、
苦労もせず楽しくやらせてもらってます。
マ:
自分にとって、幕間の出番については正直、大変でした(苦笑)
自分のパフォーマンスを作り上げていく中で、それ以外にも出番をたくさん頂いたので、
嬉しい半分・不安半分でした。
あ、いや嬉しい8割・不安2割くらいですかね(笑)!
鈴:
楽しい分、やっぱり大変だよね。練習の幅も広いし合わせる相手も多い。
演技中も汗だくなんだよね。
マ:
「大変でした」というのは、今すごく楽しいから言えることなのかもしれません。
元々人前で演技することが好きなので、こんなに出番をいただいて
本当にやりがいを感じています。
なので今は、嬉しい10割・不安0割・やる気10割です!!(笑)
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自分の演技について、みどころやこだわりなどを教えてください。
鈴:
今回の自分のテーマは共演者との「掛け合い」。
絶妙な間で、会場を笑いに誘いたいと思ってるよ。
────
鈴木さん・マロニーさんが出るところは、コミカルなシーンが多いですものね!
鈴:
マロニーのほうは、自分のパフォーマンスについてかなりこだわりがあったよね?
マ:
はい、実は今回の演技には、自分の思いがたくさん詰まってるんです。
マ:
まず演技構成についてですが、自分は大学2年生の時に、
シガレット・コメディという演技構成で大きな舞台に立ちました。
つまり今回の構成と同じなんです。
────
今回も敢えて同じにした、ということですか?
マ:
はい。同じ構成で演技を組んだのは、過去の自分よりもっと面白く、
お客さんの心に残るような演技を作りたい思ったからです。
マ:
大学2年の時は、部活の後輩や
奇術連盟※の人たちをはじめ色んな人たちに
自分の演技を見てもらいました。
今回の3月4日の本番では、過去の自分を
知っているお客さんにはその自分を“乗り越えるもの”を、
初めて自分の演技を観るお客さんには
“純粋に楽しい!と感じられるモノ”を届けたい。
そんな、簡単ですが自分にとっては
深い理由があるんです。
────
それが今回、マロニーさんが挑んだことなんですね。
マ:
そうですね!
あとは…見てからのお楽しみ、ということで♪(照)
────
最後に、本番に向けて意気込みをお願いします!
マ:
今回初めて夢奇房の舞台にマジシャンとして参加させていただいて、
夢奇房の公演は、大学の部活とは全く違うことを痛感しました。
尊敬するメンバーと一緒に舞台に立つ以上、他の皆さんに負けないくらいの
心意気を持って本番に臨みたいと思います!!
よろしくお願いします!
鈴:
自分としては初のコメディ、
というよりほぼコントなので、
最大限の笑いを引き出せるよう頑張ります!!
楽しかったら遠慮なく笑ってやって下さいね~(笑)
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ありがとうございました!
今回の公演の、コミカル部分の要はこの2人。
おもしろい演技の裏にも熱い思いが込められています。
古株と新顔2人の絶妙の掛け合いに、ぜひ注目してみてくださいね!
※
奇術連盟…関東大学奇術連盟のこと。
関東地方の大学の奇術サークルで構成され、大学間の交流や各種イベント、
共同の発表会などを行っている。
1980年1月30日生まれ、32歳。
法政大学奇術愛好会出身。夢奇房の前キャプテン。
夢奇房立ち上げからキャプテンとして団体を引っ張り、
演者としても活躍し続けてきた。
手品以外にも、ギター演奏やタップダンスなど、
多方面で才能を発揮している。
【過去の出演作】
2004年 第1回公演「然」 (コイン)
2005年 第2回公演「凛」 (フラワー&タップダンス)
2006年 第3回公演「瞬」 支配人(主役)
2007年 第4回公演「シートと黄金の紙」
ラシャ(アラカルト&ハト)
2009年 第6回公演「ゆめ戯草子~ふたりの浦島おかし話」
赤鬼(タップダンスwithシェイカー)
2010年 第7回公演「サーカスの魔法は街を包んで」
マティ(ギター演奏)
1990年3月31日生まれ、21歳。
愛称「マロニー」。
成成蹊大学マジシャンズクラブ所属。
大学生活を通し、ステージマジックの素晴らしさを学ぶ。
夢奇房には、昨年の第8回公演から参加。
「マジックの知識は乏しいが、人を楽しませるのが大好きだ!」
と本人は語っているが、今後が期待される、
夢奇房マジック勢・若手の一角。
【過去の出演作】
2011年 第8回公演「常夜の月花」 (オープニングダンス)
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