カウントダウン対談2回目は、ある少女に思いを寄せる青年・トムを演じるたくぞーさんと、
思うように絵を描けないで悩んでいる画家・クローデを演じる佐久間智嗣さんです。
どちらも悩みをもつ役柄ですが、どんな演技を見せてくれるのでしょうか?
早速、聞いてみましょう。
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今回のインタビューは、こちらの2人。トム&クローデです!
佐久間:
(以下"佐")
なんか聞いたことある名前だ。なんだ?うちら、イケメン枠か??
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違いますって!(苦笑)
それはさておき、今回たくぞーさんは夢奇房初参加、そして初出演です!
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今回、出演することになった経緯を、ぜひ教えてください。
た:
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た:
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夢奇房の公演は、観客として第2回から
観てきてたんです。
ずいぶん前から観てくださっていたんですね。
はい、でも観客という立場で観ていたので、
自分が夢奇房公演の舞台に出るとは、
想像していませんでした。
去年の第8回を観たときは、
あ!知り合いのコータローが出てるじゃん!って、
普段の彼を見知っているので笑っちゃったり。
そうだったんですか~。
た:
結構、知っている人が夢奇房に出ているのを客席で見ていました。
で、去年の10月あたりにジャグリングの日本大会があって、無事に予選を通ったので
自分も出られたんですけど…
佐:
ここ(オリンピックセンター※)でやったやつだよね。
た:
あ、そうです。そのルーティンは1年がかりで作ったものだったんです。
た:
はい、それだけやりこまないと、できないようなルーティンでした。
それを1回見せただけで終わらせるのがもったいなくて、
どうせだったらこのルーティンでもう1回、舞台に立ちたい!って思ったんです。
た:
夢奇房メンバーの、サクユン(櫻井)さんとコータローと飲みに行ったときに、
自分も出られるのかなぁって聞いてみたんです。
そしたらサクユンさんが、本坊さん(プロデューサー)にメールするって言ってくれて。
そしたらすぐに返事があって、じゃあ次回の練習来てって話になって。
とんとん拍子に出させてもらえることになりました。
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こだわって作ったルーティンを披露する機会ができたわけですね。
た:
そうですね。
でも、夢奇房の練習に参加して、初めて批評を受けた時は「おお?ちょっと怖い?」とか
思ったりもしました(笑)
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すでに完成したルーティンを、ストーリー性が強い夢奇房の舞台に入れていくって、
難しかったんじゃないですか?
た:
あ、でも、さっき言った日本大会とかにでている人たちのルーティンって、
みんなキャラクター性とかは全然ないんです。
基本、「技見せ」。ポーズとったりとかもあまりしないんです。
でも自分はそうじゃない路線を行こうと思って、変わった動きを入れたり、
キャラクター設定をしたりしたんです。
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もともと、キャラクター性のある、ルーティンだったんですね!
た:
佐:
た:
そうですね。
設定は、ジャグリングの道具持ったらはっちゃけちゃう、
だいたい20歳くらいの…
おお? 20歳!?
(笑) そんなキャラだったこのルーティンが、
今回演じるトム役にうまくはまったみたいです。
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楽しくて明るい演技が、トムにぴったりだったんですね。
た:
あ、でも、道具持ったらそういうキャラになるんですけど、
その前後の道具持っていないところの演技がどうも…(苦笑)
た:
いつもの明るい演技以外の表現はしたことなかったので、はい、苦労してます。
ビデオで見る自分の姿がもう、恥ずかしい(苦笑)
去年、ガードマンのコータロー見てめっちゃ笑ってたけど…
今年は自分が笑われるんだろうかなぁ…
た:
ともかく、トムを演じるのは楽しいので、頑張りたいです。
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そうじゃなくて! って、第1回公演からメンバーじゃないですか!
佐:
そうなんですよね。そのときは助っ人として、寒空の下、看板を持って立ってた…
(夢奇房HPのメンバー紹介・佐久間智嗣のページを参照)
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えー、では改めて。佐久間さんは今回、画家役ということですが?
佐:
僕が学生だったとき、メジャーじゃなかったけど
こういう絵とか画材を使った手品を何人かの
学生さんがやってたんですよね。
それ見て、面白いなあ、やってみたいなあと思ってて。
でも、めっちゃ苦労してます!
手品はもちろんですけど、案外キャラクターも
悩みどころでした。
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しかも、今年からキャプテンになったということで。
佐:
メンバーの皆さんには、ほんと、いろいろと迷惑かけて申し訳ないって思ってます。
佐:
仕事のやり方をもっと考えるべきだったなぁって思います。
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やらなくてはいけないこと、たくさんありますものねぇ。
佐:
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そう、意外と!(苦笑) とても1人の手では負えない、
処理しきれないんだなって、
途中から分かってきました。
特に公演に向けて練習が始まってきてからが。
「この仕事、どうなってるんだ!誰が進めるんだー」って
なっちゃうと収拾つかないですものね。
佐:
だから、そうさせないように、気を付けなくちゃって思ってます。
しかも夢奇房のメンバーはみんな、いい仕事してくれるんですよね…“仕事人”!
みんなのために、なんとか僕も頑張りたいと思います。
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それでは最後に、今回の初出演者と、新キャプテンの2人に…
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えー、それでは本番に向けて、「すべらない」意気込みをお願いします!キャプテン。
た:
佐:
た:
佐:
……
す…すべりませんよ? す、すべりませんけど(笑)
(笑)
今年はいつも使っているオリンピックセンターの
練習場所取りがうまくいかず、
いろんなところに行きましたけど…
鎌倉※2とか!
た:
「やってきました!鎌倉!(キャプテン名言)」 …すべりフラグが…。
佐:
こら!
まあとにかく、「一体感」を持ってやってこれていると思うんで、
これからまだ本番までもっと、まだまだもっとテンション上げて頑張って、
本番を迎えたいですね!
ね、トム!!
た:
う、わ、はい(汗)、そうですね。
今回は12月からの参加で、練習のやり方とかリハーサルのやり方とかで
いろいろ最初は戸惑いましたが、今はこの団体に対して愛着がわいてます。
た:
だから本番は、いい演技をして、みんなとすばらしい舞台を作りたいと思います!
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ありがとうございました!
初参加ながらも、すっかり馴染んだたくぞーさんにはこだわりのルーティンで
すばらしい演技をみせてほしいですね。
そして新キャプテンの佐久間さん、大変なことも多いようですが、
ぜひ彼の頑張りを温かく見守っていただきたいと思います!
※1
オリンピックセンター…国立オリンピック記念青少年総合センターのこと。
夢奇房の練習やリハーサルの多くは、この施設を借りて行っている。
※2
今期は鎌倉にある施設を借りてリハーサルを行う日もあったが、
メンバーは東京都やその近辺在住が多いため遠くからはるばる練習へ行ったという印象が強い。
1984年12月2日生まれ、27歳。
川口ジャグラーズハイ所属。
9年前、友人がジャグリングをやっていたのをきっかけに、
ジャグリングの面白さに目覚める。
クラブやボールなどのトス(投げ上げ)系のジャグリングを得意とする。
普段はレントゲン技師として働いている。
1984年11月6日生まれ、27歳。
夢奇房キャプテン。愛称「さっくん」。
法政大学奇術愛好会出身。
夢奇房第1回公演の時からメンバーとして所属し、
今期から夢奇房の新キャプテンとしてメンバーを引っ張っている。
自宅は千葉県の海沿い。
毎週末、片道2時間以上かけて練習場所に通っている。
趣味はサッカー。ACミランをこよなく愛す。
【過去の出演作】
2007年 第4回公演「シートと黄金の紙」
ヴェイル(フラワー)
2009年 第6回公演「ゆめ戯草子~ふたりの浦島おかし話」
王様(ハト)
2010年 第7回公演「サーカスの魔法は街を包んで」
トーリー(マスク&ハト)
2011年 第8回公演「常夜の月花」 ブルーム(カード)
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