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夢奇房第9回公演情報夢奇房第9回公演情報 『夢どろぼうの住む街』

カウントダウン企画 第5回


カウントダウン対談、5回目はコックさん2人とウエイトレスの3人チーム。
コックのウォーボに扮する市川卓さんと、もう1人のコック・ドミノを演じる古谷正幸さん、
そして今回初出演のキヨノカさんは、ウエイトレスのサンディを演じます。




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今回は、コックさん2人にウエイトレス1人ということで、
3人でチームとなりましたが…いかがですか?

古谷:
(以下"古")
そうですね、3人でチームっていうくくりになってますけれど、
自分はそれゆえのプレッシャーとかは特に感じてなくて、
ほんと「キッチンチーム」の一員でやれるのが楽しいです。

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キヨノカさんは、夢奇房の公演に出ること自体が初めてですが、どうですか?

キヨノカ:
(以下"キ")
初めての参加なのでどきどきしてますし、最初、演出のストーリーを
ざっくり聞いたところ、「マフィアが来るレストラン」なんていう話なので、
「ど、どんなシーン??」って思ったりもしました(笑)
でも実際は、コック役の市川さん・古谷さんがいい人なんで、
とても楽しくやることができてます。

市川:
(以下"市")


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古:



自分も、古谷さん・キヨさんが楽しい人なので…
ちょいちょい演技とかで絡めたらなぁって
思ってます(笑)

なんだかとっても楽しそうでいいですね~。
大変なことってないんですか?

パフォーマンス以外の演技がありますが…
自分、演技、得意じゃないんで(汗)
演技力は、目下の課題です(苦笑)


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キヨさんは、普段やっている大道芸と比べて、夢奇房の舞台はどうですか?

キ:

大道芸ではたいてい、技を繰り出して繰り出して、はい!どうですか?!
というのが多いのですけれど、今回はお客さんの反応を見たり表情をつくったり、
その他にも演じることが多くて、大変です。

古&市:
そうだよね~

キ:
しかも今回はどうやら台詞も入るみたいで…

古:
そうだったね!(笑)

キ:

初めてなので、緊張しちゃってほんと心臓に悪いです~(汗) あああどうしよう!って。

────
初めてのことをやるって、やっぱり緊張しますよね。

古:

今回自分は、「皿回しやります!」って最初に宣言したから、
コック役になったのはごく自然な流れなんですよね。
でも、いざコック役になってみたところでふと気づいたのが、
「あれ?自分、普段ちゃんと料理したことあったっけ??」ていうところで。

キ:

わ~(笑)!!

古:

料理をするってどんな感じなんだろう?って改めて考えました。

────
具体的な職業とかが決まってる役って、ある意味難しいのかもしれませんね。

市:

どんなのが「コックらしい動き」なんだろう?って考えると、やっぱり難しいですよね。
らしくない動きとかをしたらすぐにお客さんにばれちゃうんだろうし。

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本当のコックさんの厨房を観察しにいきたくなっちゃいますね。

古:

で、演技面が上手くなってコックらしくなっても、自分たちキッチンチームは
コックが僕と市川君の2人だから…コックらしいだけじゃ、キャラが被っちゃうかな。

市:
住みわけが大事になってきますね。





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古:



────
3人のチームですが、各々の演技もありますね。
ということで、自分の演技の見所をぜひ教えてください。

そういえば、一昨年出演したときも
同じこと聞かれたんですが…
そのとき「全部!」って豪語したのを覚えてます。

あー!そうだった!!(笑)



古:
今年は…そうですね、皿回しっていうパフォーマンス自体が珍しいと思うので、
そこがポイントになると思います。
「こういうことをやる人もいるんだ!」っていう目新しさと、
「皿回しのこの技すごい!」っていう技のすごさ、
この二段構成で楽しんでもらえたら、と思ってます!

────
皿回しを目の前で見るのは初めて!というお客さんも多いでしょうね。

古:
はい。それに、お皿を回すのでハラハラドキドキすると思います。
そこも美味しいかな。

キ&市:
それで結局、古谷君の見所は「全部」??

古:
(苦笑)そ、そうですね、、はい、全部です!!最初から最後まで楽しんでください!

────
キヨさんの見所は?

キ:







私は他の方々のようにがっつりパフォーマンスを
するんじゃなくて、幕間みたいな感じです。
お客さんに近いところでコミュニケーションをとって、
楽しんでもらいたいな。
公演全体の中ではちょっと息抜き、
小休憩みたいな演技をしたいと思います。


────
他の演者とはちょっと違いますね。

キ:
肩を張らずにみてくれたらなって思います。
くすって笑ってもらったり、おや?って思ってもらったり。

────
お客さんと近い、ウエイトレスさんですね。

キ:
そうです!ぜひ、仲良くしてください~(笑)

市:
僕は…そうですね、今回バウンスボール※1のジャグリングをするんですが、
これが初めての演技作りだったので、手順とかを作ってみてボールをはねさせてみたら、
いつもと勝手が違ったりして。

────
同じボールのジャグリングでも違うんですね。

市:




────


今までやっていたボールを上に投げてるのとは、
拍手のもらい方もまた違いました。
でも、何よりもやっぱりお客さんには、
楽しんで見てもらいたいです。

バウンスも、どちらかというと珍しい部類の
パフォーマンスかもしれませんね。

市:
はい、やってる人はそんなに多くないと思います。
興味深く見てもらえると思うので、楽しみです。
もう1人のコックの古谷君も“珍しい部類”のパフォーマンスですけど!

キ:
あれ?2人はライバル!?火花が見えてきました(笑)

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演順も近いですものね!

キ:
実は料理の腕も競い合ってる2人、だったりするのかもしれませんね~。

────
ってことは…市川さんも見所は、「全部」ってことですかね??

市:
…そういうことですね~!!(笑)







────
それでは最後に、見に来てくださるお客様に一言、お願いします。
ではまず古谷さんから、どうぞ!

古:
う、ワ、どうしよう、難しい質問(汗)
うーん、僕自身のことを言わせてもらうと、
去年は残念ながら演者として出られなかったんです。
一昨年は出たんですけど、去年はスタッフとして参加してました。

────
ピンスポット※2のスタッフでしたね。

古:
スタッフも、とても楽しくてやりがいがありました。
でも、すごく難しい照明とかがうまくいって
「やった!タタイミングぴったり!!」ってなると、
嬉しい一方で「ああ?この照明、自分が浴びたいー!!」って思っちゃいました。

────
前年に舞台に立っていたから、余計にそう思うでしょうね。

古:
そんな思いを一年間、僕の中で抱えてきました。
今回の舞台ではお客さんを楽しませる演技をすることで、
その抱えてきた思いを出したいと思います!!

────
今回初参加のキヨさんですが…どうでしょう、お客さんへ伝えたいことありますか?

キ:
そうですね…舞台全体の話になりますが、今回のストーリーって、
すっごく複雑っていうわけでもないし、分かりにくいこともない。
むしろシンプルなんですよね。登場人物の思っていることも伝わりやすい。

────
そうですね、何を考えているのか、望んでいるのか、ということがはっきりしていますね。

キ:
それだからこそ、見てくださった人は、きっと感情移入もしやすいと思うんです。

────
「私が彼女だったら?」「僕も、彼の気持ち分かるかも」とか、ですかね。

キ:
はい、登場人物に自分の心の投影を見出して…
この私たちの夢の世界に、来てほしいです。

────
では、市川さんからもお願いします。

市:
自分は前回から引き続き出演するんですが、
去年の公演に出た後すぐ「来年も出たい」って思いました。
それで今年も出させてもらうことになったんですが…

────
でも市川さん、今年は仕事の関係で関西在住になっちゃったし!
本当に遠いのに毎週末※3、高速バスや新幹線を駆使して練習に来てるのは、脱帽です。

古:
来るだけでも、すごいよ!

市:







うん、でも…そうしてでも出たい!
そういう気持ちにさせる舞台が、ここ夢奇房にはあって。
演者もスタッフも熱い人ばっかりなんです。
だから…そう、なんだろう「夢奇房第9回公演」っていう
舞台にかけてるみんなの熱い気持ちが、
僕を通してなんとか、ちょっとでも見ている人に
伝わればって思います!


────
ありがとうございました。
それぞれに熱い思いを胸に抱く、仲良しキッチン3人組でした!
初めて大道芸やジャグリングを見る方も、見慣れている方も、
きっと楽しんでいただけると思います。
凄腕コックの技とお茶目なウエイトレスの大道芸に、請うご期待!

次回は、マフィアの2人組。
ヘビースモーカーでワルの親分と子分からどんな話が聞けるのか…??
お楽しみに。

※1
バウンスボール…ボールジャグリングの一種で、床や壁に跳ねさせて操る
バウンスジャグリングに用いる。

※2
ピンスポット…演者をフォローするスポット照明。客席上方から舞台へ当てることが多い。

※3
毎週末…夢奇房のメンバーは大多数が社会人なので、練習やリハーサルは土日・祝日に行ってい ます。







1986年7月13日生まれ、25歳。
ぱさーじゅ(電気通信大学のジャグリングサークル)出身。
夢奇房は、2010年から参加。
第7回公演ではスタッフとしてピンスポットを担当し、
翌年の第8回公演ではボールジャグリングの
パフォーマーとして出演した。

現在は社会人1年目として某ゲーム会社に勤務。
勤務先が関西だが、公演の練習ために毎週末上京してくる、
熱い心の持ち主。

【主な出演作】
2011年 第8回公演「常夜の月花」
           ティータ(ボールジャグリング)


1987年7月9日生まれ、24歳。
NPO法人沢入国際サーカス学校出身。
複数の人とショーを作りたいと思い、今期から夢奇房に参加した。
大道芸をやっており、得意なのは皿回しと玉乗り。

普段はフィットネスジムのスタッフをしていたが、
夢奇房の舞台出演をきっかけに退職。
パフォーマンスメインの生活を始めるつもりだという。

1990年2月12日生まれ、22歳。
愛称「まさやん」。
栄光学園大道芸同好会出身。

ジャグリングを始めて今年で7年目、夢奇房所属は3年目。
夢奇房期待の若手精鋭部隊の一角と言える存在。
2年前の第7回公演で初めて夢奇房の舞台に立ち、
今回が2回目の出演。

趣味はビリヤード・映画鑑賞。
好きな映画は「三十四丁目の奇跡」。
【主な出演作】
2010年 第7回公演「サーカスの魔法は街を包んで」
           ポップさん(ディアボロ)







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