出演者よりご挨拶 (10)



はじめましての方ははじめまして、
いつも見に来て下さってる方はいつもまして(笑。
今回、黒ドレスの一見客リーフを演じさせて頂きました、
村田奈央と申します。


この度は夢奇房第8回公演『常夜の月花』へ御来場下さり、
真に有難う御座いました!
今回はいつもの夢奇房とはちょっと違った、
オトナな世界でしたね★
いかがでしたでしょうか。
皆さんが一緒に月下に居てくれていて、
そしてもし同じ夢を見てもらえたのならば、
これ以上嬉しいことないです。


私個人としては、夢奇房に関わってもう4年目になりますが、
実は夢奇房のために自分の演技を一から作るというのは
今回が初めてな気分でした。
(過去は後見が多かったり、実はいつもやってる
ルーティンだったり…笑)
しかもそれが、ダブル演者という。。
本当に沢山迷走して、困って、メンバー全体にも相方にも
迷惑をかけ、最後の最後までもがき苦しみました(笑。
今だから笑えます。
本当にたくさんの人に支えてもらって、
本番を無事終えることができました。
有難う御座いました。
舞台上でみたカード達とオーナーとリーフの夢は、
きっとこの先もずっと残ると思います。








今回のカードの演技ですが、自分の中で持っていたコンセプトは、手品に感情をのせること、でした。
例えば花やカードの愛で方ひとつひとつにこだわれたら楽しいなって 思って。
愛で方にも色々あると思います。独占欲で支配的に愛するのか、我が子 のように慈しむのか、
共に喜びを分けあう分身なのか、とかとか。
1つカードを開くごとに、それぞれ愛で方も変わってくるかななんて考えたりしてました(笑。
リーフとしては特に、花が散って行く事に対しての何とも言えないやるせない気持ち。
初めてカード(花)を開けたときの喜び。そんな感情を大事にしたいと思いました。
そして、それをさせてくれた相手へ向ける目線、手の中で舞うカードに対する愛情、
逆に返ってくる相手からの目線。
そうした、物対人、および人対人のコミュニケーションを魅せられたらな、と思って作った演技でした。
だから、まだまだ未熟ではありますが、あの演技で少しでも感情の高まりを感じて頂けたなら、
少しでもカードや花の咲き様を綺麗と感じて頂けたならば、本当に嬉しいです。


そして、これは毎年思っている事なんですけども、また今回も夢奇房のメンバーと、
そしてご来場下さった皆様と、一緒に舞台を作れて夢を見れたのが、
嬉しくて楽しくてしようがありませんでした。
私はきっと夢奇房から離れられないんだろうなー。と実感した年でした(笑。
素敵な時間を一緒に過ごして下さって、本当に有難う御座いました。
今回の舞台に関われた事を、心から幸せに思います。


と、いうわけで、また来年も、今後とも、どうぞどうか宜しくお願い致します。
本当に本当に、有難う御座いました。