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	男爵につれられて中庭でひらかれているお茶会に招待されました。
	さきほどの紙の枝の葉からつくられたお茶を
	ふるまってくれるというというのです。
	レイシーの音楽が響く中庭では、
	どうやら紙のくにの住人たちがカードゲームに興じているようです。
	男爵に誘われるまま、ルールもわからずゲームに参加したシートですが、
	いつのまにやらゲームに没頭していました。
	そして、1枚のカードを出した瞬間・・・
	「ダウト!」
	3人の声が響きます。
	・・・あれ?
	いまのは男爵たちの声ではありません。
	顔をあげると・・・
	なんと!いつのまにかコンフぇ一味にかこまれているではありませんか!
	一目散に逃げるシートと、追いかけるコンフぇの手下たち。
	
	ハートのJの精霊・タルトが、
	レイシーの笛の音に目を覚ましたのは、
	中庭に誰もいなくなったあとのおはなし。
	
	
	■レイシー&タルト■
	
	さてさて、一方シートは、運悪くコンフぇにつかまってしまっています。
	「もうだめだー」シートがそう思ったとき、突然現れたのは郵便屋さん。
	シーザ男爵からもらった紙を取り上げ火を灯しました。
	驚く一同を突然冷たい空気がつつみます。
	ふと足下をみると・・・そこにとかげのリザ=ビルが現れたのです!
	
	
	■リザ=ビル■
	
	
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