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エンターテインメントチーム
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夢奇房第20回公演 カウントダウン対談

脚本担当 宮田雅史&演出担当 ヒロ(後編)

夢奇房の公演本番まで、あと3日です!
昨日に引き続き、脚本を担当した宮田さんと、演出を担当したヒロさんとの対談をお届けします!
☆前編はこちらから!

ーー今回の『FISKAR -フィスカル-』という物語について、宮田さんが伝えたかったことは何ですか。
宮田:前編でもちょっと触れましたが、“人と人との繋がり”が、まず一つ。でもその他にもいろいろと自分の想いを込めています。
ーーどんなことでしょうか。
宮田:例えば…そうですね、すっかり忘れていた昔の記憶が何かのきっかけでよみがえるって体験、皆さんもしたことありますよね。
僕、この感覚がとても好きで。
ーー思い出の音楽をふと耳にしたとき、とかですね。
宮田:そうですそうです!急にその時の自分や風景が鮮明によみがえってくるんですよね。
思い出の音楽とか映像とか景色とか、そういうのに触れたときって。
ちょっと話は脱線しますが、以前YouTubeで子どものころ見ていた戦隊ものの動画を見ていたんですけれど。
ヒロ:脱線するなぁ〜(笑)
宮田:いや、聞いてくださいよ!(笑)
その時ですよ、その動画を見ていたら急にそのヒーローを真似ていた小さいころの自分がよみがえってきて。
ほんとにすっかり忘れていた記憶がぶわーって思い出されて「うわああ」ってなったんです。
ーーいわゆる、『失われた時を求めて』の“プルースト効果”ですね。
宮田:話の本筋にも関係があって、そういったものも物語の要素として入れられたら素敵だなぁと思いながら、ストーリーを構成していました。
ヒロ:マロニーが表現したいこと、いろいろあるんだよね。
宮田:そうですね。仮にしっかり明確に伝わらないとしても、一部の人には伝わったり、ほんのりとだけ感じてもらえたりしたら嬉しいな、って思っています。
ーー宮田さんの想いがさまざまな形で込められているのですね。
宮田:物語のテーマになっている“人と人との繋がり”は、難しいテーマではないと思いますし、皆さんに共感してもらえることだと考えています。
なので、まずは構えず気楽に見ていただきたいなあと思っています。

ーーヒロさんは、演出として強いこだわりはないとのことでしたが、今回の公演の“見どころ”は何でしょうか。
ヒロ:そうですね。演出やりながら音楽隊として生演奏も担当しているけれど、やっぱりその立場からの気持ちも強いかなぁ。
今回は、生演奏による良さがこれまでの公演と比べて、格段に上がっていると思っていますよ。
宮田:生演奏、今回は多いですよね。
ヒロ:そう!メンバーも充実しているし、オリジナル曲もたくさんあります。
ーー生演奏の良さって、どんなところにあるんでしょうか。
ヒロ:いろいろあるけれど、やっぱり生の音って“生きてる”って思います。
音源で流す音と違って、舞台上での演技やストーリーの展開に、音が合わせることができるんです。
ーー“一体になる”、ということでしょうか。
ヒロ:そうですね。音源曲だと、演者がその曲に“合わせる”っていうやり方で曲と演技が合う、ということになるんだけれど、生演奏だと自分たち演奏者が、“合わせに行く”ことができる!
宮田:そうなんですね。
ヒロ:音楽隊みんなが気持ちを込めているから、舞台と一体になることできるし、それはきっとお客さんにも伝わるはずだと思っています。
ーー音楽隊の演奏が、演者とお客さんを繋げて、舞台と客席全体を包むっていうイメージですね。
ヒロ:そうですね!それに今回の音楽隊の野望は、「劇中の幕間はみんな生演奏にする!」だったから、それができて感無量です!!
宮田:熱いなぁー。
ヒロ:あ、気付いたら演出の話から音楽隊の話で、熱くなっちゃいました(笑)。
宮田:(笑)

ーーでは最後に、本番ももう目前ですが、観に来てくださるお客さんに一言お願いします!
宮田:そうですね、ただ、何か楽しいもの観たいな〜っていう気軽な気持ちで来てくれたらと思います。
きっと楽しい時間になると思います。
ヒロ:ストーリーもパフォーマンスも音楽も、本当にいいものをお見せできると思います!
ぜひぜひお越しください!!

ありがとうございました!
記念すべき夢奇房第20回公演はもうすぐ。
20年の集大成というべき本公演『FISKAR -フィスカル-』、ぜひご期待下さい!!お待ちしております!