夢奇房第7回公演にご来場いただいた皆様へ、また公演を支えてくださった皆様へ、
メンバーからの御礼とメッセージがございます。
みなさま、
はじめまして。今回台本制作をさせていただいた戈文来です。
フィナーレになって突然、ステージに躍り出ちゃった女の子です。
思えば、夢奇房に来て体験したひとつひとつが、とても楽しい時間でした。
プロデューサーの佐野さんから話を聞き、
アルとリーノ、ルーとキーが見上げている夜空の澄んだ空気を自分も感じたりして、
想像しながら、少しずつ書いていきました。
週末になると練習に参加し、舞台が作られていく過程を間近で見てきました。
書いて、見て、笑って。三か月。
その中で、思ったことがあります。
魔法ってコトバは、そんなにカンタンに使っちゃいけない。
華やかなスターが舞台裏で積み重ねている日々の努力。
音と照明を操る技師は、二人を一番美しく演出する方法を心得ている。
猛獣をいつくしみ、手入れする古株の団員。
袖で次の合図を待つ演者の卵たち。
彼らは自分の仕事を愛すると同時に、どんなスキも見逃さない。
サーカスに来るお客様に最高の興奮を与えるために。
それは、もちろん夢奇房にとっても同じ。
一粒一粒の汗、手と手の取り合い、掛け声、
すべてがぎゅうと詰まって、次の瞬間、舞台の上でフワッと放たれる。
信じられないくらいパアッて、光る。
それが、流れ星。
夢奇房1年目の私が、自分の書いたセリフの裏で感じたのは、そういう思いでした。
アルとリーノは、サーカスに出会ってその光を見た。
きっと、みなさまも同じだと思います。
それは、光のタネです。
今も兄弟はあなたの心の中で、次の物語を探しています。
受け取った方ひとりひとりが、大事に抱きしめてくださいますように。
みなさまに「ただいま!」と言えるその日まで。
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