── | スタッフから見て「心が震える瞬間」ってありますか?
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陽:
| やっぱりパフォーマーが本番で拍手をもらった瞬間でしょう!
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ク:
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そう、ホールがわっと沸いた瞬間!
やっぱりあの瞬間はいいね。
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陽:
| パフォーマーも勿論ぐっときてると思うけど、
スタッフもぐっと来てるんだよ。
そのために僕らは頑張ってるんだしね。
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山:
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うん、演技がうまくいくと、「よっしゃあー!」って思うね。
袖でガッツポーズしてたりする(笑)。
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陽:
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演技中はみんな成功を祈ってて、インカム(※)でその声が聞こえる。
「頼む、決めてくれー!」って。
あと、ピンとか演出でタイミングが合ったときは「来た!!」って思う。
感覚的な、絶妙のタイミング。理屈じゃないんだよね。
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ク:
| そう!!!
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陽:
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ほかのスタッフとかパフォーマーが一体になって「ヒットした」瞬間なのかな。
その瞬間は、やっぱり分かる。
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ク:
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それはピンだけじゃなく音響も同じ。
よく「気持ちいいタイミング」って俺らは言うけど、何でそう言うかっていうと、
ホントに「気持ちいい」からなんだよね。あの、スパッとはまった瞬間が。
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陽:
| そうそう。やってることは各スタッフ違うんだけど、感じるところは同じなんだね。
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── |
進行さんはどうでしょうか。活躍しているのは、演技と演技の間ですが…
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山:
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進行はちょっと性質が違ってて、演技中は基本的にやることはない。
が、幕間で尋常じゃない量の出しはけとかがある!
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ク:
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本番での進行は、びっくりするくらい作業が早い。その仕事ぶりにも沸くよね~!
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山:
| 今年も頑張って拾うよ!(笑)
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── |
各スタッフの仕事がそれぞれどうこうっていうよりも、共有していることの方が
ずっと多いんですね。
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ク:
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そうだよ。俺ら裏方スタッフはみんなつながってて、そこに演者も巻き込んでいくって構造。
それがつまりは、夢奇房全体の「つながり」なんだよね。
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── | スタッフは公演の中で、かなり重要な位置にいるんだなぁ。
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ク:
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信頼されて、かなりの部分を任せてもらえてるしね。いい意味での「丸投げ」。
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山:
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スタッフとプロデューサーが集まって会議する時も、
スタッフが「ここはこうした方がいいんじゃない?」って発言もするし、
それが通ることもある。
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陽:
| ちゃんとこちらの意見も尊重してくれるんだよね。
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