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まずは佐野さん、今回のテーマを「サーカス」に決めたのはなぜですか?
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佐野:
(以下,P)
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何でだったかなあ…
原点だって思ったのかな。夢奇房がやりたいこと、作りたいものの。
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── |
「夢奇房がやりたいこと」、というのは?
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P:
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面白いことをいろいろできる空間だったりとか、
いろんな面白いものが集まっているとか…
そこで見ている人が幸せになれるような空間だったり、
そういうのを作りたい。
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── | 幸せになれる空間!?
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P:
| とにかく明るくやろう!とは思ってた。
サーカスってそうでしょ?
一団が街に来ることで、すごくわくわくして
町全体が魔法にかかったみたいになる。
町全体が楽しい雰囲気に巻き込まれる
その一週間とか二週間とか…そんなイメージ。
この魔法を、滝野川会館でできればいいと思ってるよ。
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── | 台本を作っている来ちゃんは、観に来てくれた人にどんなことを伝えたいですか?
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戈文来:
(以下,来)
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そうですね…サーカスっていう楽しいものに触れると同時に、
「夢を持つ」っていう魔法にかかってもらいたいですね。
主人公の兄弟たちと同じに。
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── | 主人公たちと同じに、ですか~!
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来:
| 実際お客さんたちは、主人公のリーノ(兄)・アル(弟)と
同じ立場で一緒にサーカスを観ているって構図になるから、
主人公と同じく「サーカスいいなあ、楽しいなあ」
って思ってもらいたい。
そして、主人公たちがそのお客さんたちの気持ちを代弁している、っていうふうになってるといいな!
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── |
主役兄弟と、気持ちを共有してもらえたらいいですね~
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来:
| 気がついたら、自分も弟と一緒になって
お兄ちゃんを応援していた!っていう
台本になるといいなと思いながら書きました。
「お兄ちゃん、頑張って夢をかなえて!」って。
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── |
観に来てくれたお客さんに、どんな気持ちを持って帰ってもらいたいですか?
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P:
| 今までの公演も、何かしらのテーマはあったんだよね。
結婚式(第5回公演)だったらとにかく「幸せな気持ち」だとか、
前回公演のおとぎ話でいうと「仲間って大切だよね」っていうのとか。
今回は、「夢を持つこと」の大切さ、すばらしさだね。
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── |
「夢」が最大のテーマなんですね。
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P:
| この点からしても、やっぱり今回は「夢奇房の原点」だって言える。
「夢を持つってすばらしい」。そんな気持ちにお客さんがなってくれたら…
してやったり、だな!!
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来:
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夢って、一人だけでは叶えられないし、そもそも持てなかったりもする。
今回、ルーとキーっていう下っ端サーカス団員が登場するけど、
彼らみたいに何かに憧れてそれを目指すっていう気持ちも、思い出してほしいな。
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