夢奇房 第7回公演情報 ~サーカスの魔法は街を包んで~

カウントダウン対談 第8回 

     まつだのぼる

         &

          衛藤蘭


お待たせしました! カウントダウン対談はついに、主役兄弟・リーノとアルの登場となりました。
サーカスに憧れる引っ込み思案の兄・リーノはのぼさん(まつだ)が、明るくて元気いっぱいの
弟・アルは蘭ちゃん(衛藤)が演じます。さて、どんな話が聞けるのでしょうか…?


── のぼさんは、なんと…これで主役2回目となりますが!!

のぼさん:
(以下,の)
うぅ~(苦笑)。

── 以前(第4回公演)演じたシート君も、夢を追いかけている青年でしたね。
今回の兄・リーノはどんな役ですか?

  の:
シート君は、わりと社交的だったのかな。
でも今度のリーノ君は本当にシャイ。
人前に出るのも苦手なはずなんです。

  
── 今回は何よりも、「台詞がある」というのが前回との
最大の違いだったようですね?

  の:
覚えるのは大変じゃないのですけど、なんというか、
抑揚とか色をつけるのが大変。
むむ…む、無理です(苦笑)。目標は、「噛まない」。

── えー!しょ、消極的…(笑)。

さて、一方の蘭ちゃんは初出演でいきなり主役!

蘭ちゃん:
(以下,蘭)
(照)

  の:
パチパチパチ(←拍手)

──演劇の経験もある蘭ちゃんは、苦労しないで演技できているように見えますが?

    蘭:
いえ、少年を演じるのって難しいです。
女の子とどう違うんだろう?って。
まだ大人じゃないから男っぽさが強く出てもダメだし…
いっそ、男役のほうが作りやすいです。

── 男性を演じるのは…

  蘭:
初めてじゃないです。
以前はおじさんみたいな役とかも。

  の:
お、おじさん…

── むしろ、団長役やればよかったのかなぁ?

  蘭:
いえいえ!(笑) とにかく、少年を演じるのは初めてなんです。
油断すると、女の子の動きになっちゃったり。

──なるほど、そう言われてみれば確かに難しそうですね。

演じていて楽しいときって、どんなときですか?

  蘭:
私、サーカスを観たことがないんですけれど、
「こんな感じかな」って勝手に想像して
楽しくなっちゃったりしてます。

──そんな蘭ちゃんの演技を見ていたら、
お客さんも楽しくなっちゃうかもしれない!

  の:
主役ゆえに、二人ともいろんな場面で出てくるけれど、
それによってストーリーが進んでいくのも、
なんだか嬉しいですよ。

──全体のストーリーにかかわれる、という感じですね。

  の:
ちょろっとしか出てないのに、実はすっごく大事なきっかけだったりするし。
重要キャラ、というプレッシャーとも言えるけど~。

── ああ~それが今回演じていてしんどいところ、という感じでしょうか?(笑)

  の:
そうかも(笑)。あとはスケジュール。
夢奇房の本番の近くに、他の舞台の本番もあるし。

── 忙しいのに、よく主役を引き受けましたね~

  の:
いや、「何かで公演に関われたら」って言ったら、
「じゃあ主役」って。

  蘭:
!(笑)

  の:
台詞もまさか、こんなにたくさんあるとは…は、はめられた!(笑)

  ── 蘭ちゃんは、練習していてしんどいなって思う時はありますか?

  蘭:
私のほうは、演技をしていて「これでいいのかな」って不安になるときがあります。
ちゃんと伝わっているのかなあって。

  ── でも今回は主役が一人じゃなくて、二人ですから、何かと心強いですね。

  の:
リーノとアルは、一見、性格は正反対だけど、
二人とも本当に純粋なんです。

  蘭:
そうですね。
アルはお兄ちゃんと違って活発だけど、
「サーカスが好き」っていう、二人同じ気持ちを
持ってます。

  の:
お兄ちゃんはおとなしいけれど、弟のことをいつも思ってて、
守ってあげなきゃと思っています。

  蘭:
でも弟のほうも、お兄ちゃんは僕が引っ張ってってあげなくちゃ!なんて思ってる。

  の:
し、しっかりしなきゃ(笑)。

  ──全くの逆に見えて、お互い思うことはおんなじ、心が通じている仲良し兄弟なんですね!!

  蘭:
共通する想いみたいなのがあるんだと思います。

  ──本番当日は、お客さんにどんなことを伝えたいですか?

  の:
うーん…そうですね、夢奇房のみんなの思いを、伝えたいです。

  ──うわ、熱いことおっしゃいましたね~

  の:
ハードルあげちゃった!

  蘭:
私は、出ているほかの皆さんの演技とかをきちんとつないでいきたいです。

舞台のいい雰囲気、流れを断ち切らないように。

── むしろ、さらに上げていけるといいですね!

  蘭:
そうですね!
「この人の演技、終わっちゃった」ていうのじゃなくて、
次につながってるんだよって。
そう思って演技したいです。

  ── ありがとうございました!本当の兄弟みたいに仲良しで、微笑ましい二人でした。

このリーノとアルの兄弟が、何を思い何を心に決めるのか。
そしてどんな道を進んでいくのか、ぜひ注目してください!!

わたしたち夢奇房のメンバーの気持ちを背負って舞台に立つこの二人の演技をお楽しみに。


本番まで、あと3日!!


プロフィール
まつだ のぼる

1982年2月18日生まれ、27歳。愛称「のぼくん」。

主に使う道具はボール。
また、夢奇房随一のしなやかさを誇り、
ダンスを交えながらのジャグリングをみせる。

第4回公演では主役である作家志望の
青年・シートを演じ、第7回公演では
二回目の主役抜擢。

夢奇房以外にも、モダンダンスなど
様々なところで舞台に立っている。

【過去の出演作】
2006年 第3回公演「瞬」 
              プリンス・ピエル(バウンス)
2007年 第4回公演「シートと黄金の紙」
              シート(主役・バウンス)


衛藤 蘭(えとう らん)

1990年1月25日生まれ、20歳。
マラバリスタ所属。

大学からジャグリングを始め、
使用する道具は主にクラブ。

今回の第7回公演で、夢奇房初出演。

中学では演劇部に所属し、高校では有志での
ミュージカル経験もある。

趣味は読書で、主に推理小説。
好きな作家は東野圭吾。


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