夢奇房 第7回公演情報 ~サーカスの魔法は街を包んで~

カウントダウン対談 第2回 

    秋山圭介

         &

          佐久間智嗣


お次のインタビューは…猛獣&猛獣使いの秋山氏&さっくん(佐久間)。
このペアで初めてコンビを組み、さらに初めてのネタ(マスク)に挑戦ということで、
頑張っている二人です。早速聞いてみましょう。


   ── まずは、「猛獣」と「猛獣使い」という設定にした経緯を教えてください!

秋山:
(以下,秋)
ん~、猛獣って設定よりも、「マスクをやろう」っていうのが先だったかな。

佐久間:
(以下,佐)
そうですね。

  秋:
マスクの柄に意味を持って手品している演者を、今まで見たことがなかったんだよね。

   ── ああ~、言われてみればそうかも。

   秋:
公演のテーマ、「サーカス」といえば?って考えたら、猛獣かなって思いついた。

   ──  「マスクの柄に、意味を持たせよう!」と思ったら、動物になったんですね。

  
  秋:
そう。それに他の出演者で動物やりそうな人もいなそうだったしね。これはおいしいと思って。

  佐:
「行ける!」ってね。 

   ── 最初は秋山さんとさっくん、両方猛獣だった!
と噂で聞いたけれど… 

  秋:
ん!?両方??  いやー、最初は俺の方が人間だった。

  佐:
ははは(苦笑)

  秋:
完全に、自分は人間のつもりで考えてたんだよね。

    佐:
あ、でも僕も僕で、人間のつもりだった…

  ── 二人とも、動物は相方がやるとばかり思ってたみたいですね(笑)。

  佐:
どうなるのかと思った!

  秋:
それで、どっちかが檻に入らなきゃいけない!ってことになって…
みんな佐久間の顔みたいでしょ!

  ── えー!!(てか、そもそもマスクしたら顔見えないし…)

  秋:
前回公演のアンケートで、「佐久間の王様(※)かっこよかった」って意見が多かったし。

  佐:
あれはあれでショックだったんですよ!「あれ!(肝心の)手品は!?」って…(笑)。

  ── それにしても、猛獣を演じるってとっても難しそうですが。

  秋:
難しい! 人間って二足歩行でしょ?なのに動物の動き、となるとね。
ううーん、きつい。

  ── 歩かないと、手品できないですものね。

 
  秋:
うん、そこをどう見せるかだね。っつーか、体力がきつい…

  佐:
(笑)

  秋:
二足歩行するときは、すたすた歩かないようにしてる。
普通、動物は歩かないからね。

  佐:
難しいですよね~
歩いちゃっていいのかな??って思ったりもするけど。

  秋:
劇団四季の「CATS」とかも見てるんだけど、あんな凄い動きはできないなぁ~。

  佐:
「ライオンキング」とかも参考にしてます。あの背の高い竹馬みたいなやつがいいかな?

  ── それ、猛獣じゃなくて、たぶんキリン!!

  秋:
二足歩行もそうだけど、猛獣だから荒々しさも出さないと。
かといって雑になっちゃダメだしね。
その境目が…どこまでやっていいのかなぁって思うよ。 
  ── さて、二人は同じ大学の先輩(秋山)・後輩(佐久間)という関係ですが?

  佐:
僕は秋山さんの後輩だけど、遠慮はしないようにしてますよッ!

  秋:
俺も、遠慮させないようにしてる!

  佐:
あー、でも一回なんか、注意された(笑)。

  秋:
(笑)

  ── 「コラ、生意気だぞ」みたいな?

  秋:
ホント、その程度。

  佐:
(笑)

  秋:
いやさ、やっぱり練習中ってイライラしちゃうでしょ?普段より。
ちょっと怒ったものの、後になって「あ、ごめん」って。

  佐:
後で冷静になって考えると大したことないのに、切れたりしちゃってるんですよね。

  秋:
そうそう(笑)。

  佐:
ま、でも仲はいいですよ!!(笑) 練習はとにかく大変ですが。

  秋:
ダブル演者だからね。二人で練習しないと意味がない。しかもやることも多い。

  佐:
アイディアを二人で実現させるまでの、プロセスが長い!

  ── ピン演者(一人)にはない苦労ですよね。

  秋:
でも二人でやると、やれることの幅は広がる。

  佐:
自分にないアイディアとか、見せ方とかも、二人だと出てきますよ。

  秋:
俺らお互い、考え方ぜんぜん違うからね~。

  ── では、本番に向けて意気込みを!

  秋:
今回幕開け演者ですので、いきなりホームランを狙います!

  佐:
先頭打者、「満塁」ホームランです。

  秋:
先頭なのに、満塁かっ!

  佐:
それくらいの気持ちで、いきなり四点(笑)。それくらいの気合がむしろ最低限です!

  秋:
一番演者は初めてなのですが、頑張ります!!

  ── ありがとうございました!
夢奇房公認「イケメン」コンビの演技に、ぜひご期待くださいね。
※王様…第6回公演で佐久間が演じた、おとぎの国の王様のこと。

プロフィール
秋山 圭介(あきやま けいすけ)

1979年5月31日生まれ、30歳。
法政大学奇術愛好会出身。夢奇房の副キャプテン。

夢奇房の旗揚げ公演から演者として出続け、
今年で7年連続7回目の出演となる(団体最多)。
鈴木キャプテンと共に、夢奇房幹部として
メンバーを引っ張る、熱血漢。

普段はIT企業に勤めるSE。
趣味はプロレス観戦と、野球観戦。
東北楽天ゴールデンイーグルスの
ファンクラブに入っている。

【主な出演作】
2004年 第1回公演「然」 (リング)
2005年 第2回公演「凛」 ヤン(リング)
2006年 第3回公演「瞬」 スコア(ハト)
2007年 第4回公演「シートと黄金の紙」
              レザック(アラカルト&ハト)
2008年 第5回公演「Fruit on the Wedding Cake」
              ストラ(リング)
2009年 第6回公演
       「ゆめ戯草子~ふたりの浦島おかし話」
              時の番人(リング)


佐久間 智嗣(さくま さとし)

1984年11月6日生まれ、25歳。愛称「さっくん」。
法政大学奇術愛好会出身(元幹事長)。

持ち前のセンスと立ち振る舞いを活かし、
舞台上で存在感をだす。
得意なマジックはハト・フラワーなど、
プロダクション系。

自宅は千葉県の海沿い。
毎週末、片道2時間以上かけて練習場所に通う。
趣味はサッカー、バスケットボール、
モータースポーツ観戦(MotoGPやF1)など。

【過去の出演作】
2007年 第4回公演「シートと黄金の紙」
              ヴェイル(フラワー)
2009年 第6回公演
       「ゆめ戯草子~ふたりの浦島おかし話」
              王様(ハト)

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