夢奇房 第7回公演情報 ~サーカスの魔法は街を包んで~

カウントダウン対談 第7回 

    鈴木大史

         &

          荒木ゆう


今回の公演では、生演奏も行います!
ということで「ゆめサーカス」の楽団、マティ(ギター担当)&ラティ(ヴァイオリン担当)役の
鈴木さん&らっきー(荒木ゆう)に、生演奏担当ならではのお話を語ってもらいましょう!


   ── 楽団の一員、マティとラティって、
どんな人なんですか?

鈴木:
(以下,鈴)
マティはとにかく明るい性格。
そして何よりもギターが好き。
もう…ホント大好き!!
実はギターを抱きしめて寝ている。

   ── うわーホントに大好きなんだ…

鈴:
あとは、ちょっかいだすとか人に絡むのが
好きかなー。
ちょっと悪乗りもしてみようかな??みたいな。

   ── 悪戯好きな感じですね。

らっきー:
(以下,ら)
ラティにとってヴァイオリンは、気付けばそこにあったっていう存在。
体の一部っていう感じですね…。
ヴァイオリンは、曽祖父の形見なんですよ。

   ── 今回の公演で、楽器を使おうと思ったきっかけは?

   鈴:
「サーカス」ってテーマでやると聞いて、これは楽器が必要だ!と直感したんだよね。

   ──というと?

  鈴:
サーカスっていうと、街から街に巡業しているっていうイメージがあるでしょ。
歩きながらできるパフォーマンスがあるといいなって、頭の中にあったのかな。
ギターは弾きながら動けるから、お客さんにフォーカスできていいなって思った。

   ──動けるっていうのは、大きいですね。

  鈴:
最初はギターとタップダンスをやろうかなって思っていたんだけどね。
いろいろ紆余曲折を経たけど、とにかくサーカスに生演奏は必要だろう、
って考えたのが大きいな。

    ら:
私は鈴木さんが音楽やる上で仲間を探していると
聞いたので、ヴァイオリンで仲間入りしました。

自分ができることの中で、一番経験が長くてレベルも高いと
自負できるのが、このヴァイオリンだって言えると思います!

  ── 楽器を使うということで、苦労することとかありますか?

  鈴:
うーん、やっぱりあわせるのが大変!

  ──複数での演技(演奏)だから、でしょうか?

  鈴:
手品を複数人でやるよりも、さらに難しいよ。
音楽って一音でもミスるとフォローがきかない。
手品だったら、一歩くらい間違えてもリカバリーはできたりするんだけど。
BGMもないしね。

  ── なるほど。

  鈴:
あとは地味~に、本番のホールではギターの音をマイクでどう拾うんだ?
みたいな悩みもあったりする(笑)。実は大変だったりするのね。

  ら:
実は私、ヴァイオリンを触るの8年ぶりなんです…!
しかも、きちんと演奏場所が設定された発表会以外で演奏するのは初めてです。

  ── 今回はかなり冒険してるのですね。

  ら:
そうなんですよ!
初めてのことだらけで、どこがダメなのか分からなかったりっていうことも多いなあ。
鈴木さんがいるから、何とかやっているっていう状態です。
あ、あと弾きながら歩くのって…できない!

  鈴:
意外と難しいんだよね~。俺は何とか歩くのはできるけど。

 
  ──お客さんに絡むのとか、難しそう!

  鈴:
ちょっとね~実は踊ろうかとも思ったけどね…
踊れなかった(笑)

  ら:
そうなんです!踊ろうと思ったら、弓がぶれるんです。
「うわぁ、死守しなきゃ!」って必死になった。

  鈴:
動きすぎると、音が死ぬんだよね。

  ──それは知らなかったです!みんなが案外分かってくれない苦労ポイントですね。

  ら:
そうそう(笑)

  鈴:
地味なつらさがある!!(苦笑)

  ら:
それにヴァイオリンってあごで押さえるから、笑顔つくろうとしても不自然な笑顔にっ!。

 
  鈴:
それぞれいろんな苦労があるんですよ~。

  ── 公演の中で、楽団は何度か出番がありますが、一番の見所(聴き所)を教えてください。

  鈴:
やっぱり主役(兄:リーノ)の演技のところで生演奏するところだね(※)。
ゴリゴリ行きたい!

  ── 演奏しながら何か考えてたりしているんですか?

  鈴:
う~ん…何考えてる??

  ら:
うーん、今はまだ、「わーどうしよう!」って
パニクったりしてるけど(苦笑)

  鈴:
俺は、この演奏が始まって最初の数分間は、
とにかく「手拍子くれー!!!」って考えてる!

  ら:
(笑)

  鈴:
最近はそればっかり、ずーっと考えてるかな。「来い!来いッ!!」って。
のっちゃえば後はうまくいくんだしね。

  ら:
ああ~、確かに。

  ── らっきー視点の見せ場は?

  ら:
やっぱり同じくリーノの演技での生演奏ですね。
公演中に何曲か弾くけれど、この曲がいちばん難易度も高いし、音もはえる曲だし…
いっそのこと、主役兄を食う勢いでやりたい!

  鈴:
そうだね!

  ── ありがとうございました!
二人は演奏しながら客席を回る、皆さんに最も近い役!
二人があなたの席へ、ちょっかい出しに来るかもしれません。
お楽しみに~。

※主役兄の演技の生演奏…兄(主役:リーノ)の演技で、マティ&ラティが生演奏を行います。

プロフィール
鈴木 大史(すずき ひろふみ)

1980年1月30日生まれ、30歳。
法政大学奇術愛好会出身。夢奇房のキャプテン。

夢奇房立ち上げからキャプテンとして
団体を引っ張り、演者として舞台に立ちながら
演出にも関わる。
手品以外にも、ギター生演奏や
5年前から習い始めたタップダンスなど、
多方面で才能を発揮。

【過去の出演作】
2004年 第1回公演「然」 (コイン)
2005年 第2回公演「凛」 (フラワー&タップダンス)
2006年 第3回公演「瞬」 支配人(主役)
2007年 第4回公演「シートと黄金の紙」
              ラシャ(アラカルト&ハト)
2009年 第6回公演
       「ゆめ戯草子~ふたりの浦島おかし話」
             赤鬼
             (タップダンスwithシェイカー)


荒木 ゆう(あらき ゆう)

1988年2月9日生まれ、22歳。愛称「らっきー」。
明治大学マジックフェロー奇術研究会出身。

普段はファッションビルのカードセンターで
カウンター業務をこなす。

他に、習い事としてダンス(ジャズ・バレエ)の
稽古にも励んでいる。

夢奇房では受付など裏方を務めていたが、
第6回公演では演者として舞台に立った。
好きなものは、ディズニー(夢奇房随一)。

【主な出演作】
2009年 第6回公演
       「ゆめ戯草子~ふたりの浦島おかし話」
              乙姫(ゾンビボール)

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