夢奇房 第7回公演情報 ~サーカスの魔法は街を包んで~

カウントダウン対談 第1回 



         れおな


第7回公演カウントダウン対談、トップバッターはこの人。
「ゆめサーカス」の団長“Mr.Fat”を演じる、れおなさんです。
それではいってみましょう!


   ── 前回公演に引き続き、今回も「台詞あり」の役ですね!

  れ:
(以下,れ)
そうですね~!

   ── 台詞ありの役をやりたい!と言っていましたが、そのわけは?。

  れ:
もともと演劇が好きで、何か役をもらうことが好き!
実際に学芸会とかクラスの出し物とかでも、
台詞のある役を与えられることが多かったな~

   ── 演じるのが好きなんですね。

  れ:
そうそう。そんでもって、自分は手品も好き。
そもそも夢奇房に入った理由は、
好きな手品をやれる上にストーリー性のあるものを
演じられるからだったんだよね。

   ── なるほど!

  れ:
どうせ舞台に立つんだったらむしろ、
役者寄りでやってみようかな!って。
演技力はないんだけどね~(笑)
何か、自分じゃないものを、演じたい。
それが楽しくて好きなんだなぁ。

   ── それにしても今回は台詞が多いですね!
前回はほとんど「太郎~」しか言ってなかったですが。

  れ:
ああ~(笑)。
今回のMr.Fatという役は、夢ガーデンのロバート佐藤(※1)みたいな位置づけだよね。
進行役だから当然、台詞は多い!
でもまあ、普段は人前でしゃべる職業(学校の先生)だから、あんまり苦にはなってない。

   ── そうか!教壇に立ってしゃべってるんですよね~平日は。

    れ:
授業で話そうと思ってることはノートに書いてあるから、
台詞を言うのもそれと一緒。
言いたいことがきちんと頭に入っていれば、
多少のアドリブもきくかな~。

  ── もっとアドリブを入れたい、という感じでしょうか?

  れ:
とはいってもロバート佐藤みたいなのは…
さすがに無理だな。
クラウンと一緒に踊っちゃうとかッ!!(※2)

  ── 確かに!でも、演じ慣れていくうちに遊び心が入ってくるといいですよね。

  れ:
いやぁでもね、このバカっぽいキャラ、これがまた難しいんだ…。

  ── バカっぽいのが、この団長のキャラ設定なんですよね。

  れ:
ここが今回の課題かな。中身のない、カラ威厳を出すのが難しい!
自分の仕事と同じにしゃべると、威厳ばっかりが前に出ちゃうし。

  ── 先生ですものね。

  れ:
先生が「中身がない」じゃ、もちろんダメだからね。
普段の自分と逆なんだね~、団長は。

  ── 今回演じる団長Mr.Fatってどんな人だと
思っていますか?

  れ:
そうだね、団長らしく威張り散らしてて、
威厳たっぷり~って感じなんだけど、
ちょっと抜けてるんじゃない!?っていう人かな。
憎めない天然ボケキャラ?

  ── 演出には関係ないけど、自分で考えている、
「裏設定」みたいなのはありますか?

  れ:
う~ん…北国出身、かな!

  ── 北国!?

  れ:
冬眠する動物みたいに蓄えてたら……“Mr.Fat”!みたいな(笑)。
そしてウオッカは水代わり。

  ── うわあー、そんな人なんだ!

  れ:
大食漢だわ、大酒のみだわで、「名は体をあらわす」(笑)。

  ── 巡業した街での千秋楽では、すごい飲んでそう…

  れ:
でもって団長の口上が最後にあるのに、すでに酔っ払ってぐでんぐでん、ていう。

  ── その辺が、「威厳がない」って感じですねぇ~

  れ:
ああーそうそう、その方向性で間違ってない(笑)。
でもまだまだ、中身のないバカっぽい威厳の役作りは迷走中。

  ── 第5回公演のパティシエ・カケル(※3)も、似たようなキャラでしたね。

  れ:
優秀なパティシエだけど、部下に仕事を任せられない、ダメ上司だった!

  ── そうでしたねー。でも今回の役は、お客さんにお愛想もしなくちゃだめなんですよね?

  れ:
そう!前は場面設定がキッチンっていう裏場面だったから、
キャラはすごく出しやすかった。

今回はお客さんに対する表面的なフレンドリーさを出しておきながら、
本性も垣間見せなくちゃならない。
さらに団員に対しては偉そうにしていないとね。
「表の顔をしながらウラも表現する」ってのが難しいな。

  ── では、団長視点から「うちのサーカスのおすすめ・みどころ」を教えてください!

  れ:
え~こほん(団長の役作り中)

  団長:
(れ)
「やっぱりうちのスターのRとBですな。
 そりゃアまず見てもらいたいね!」


  ── では団長、実はこの人もすごい…というのは?
このページを読んでる人だけに教えてください!。

 団長:
(れ)
「そうね~…猛獣使いトーリーにも注目だな。
 猛獣の扱いはあいつに任せている。

 あ、ていうかどうも最近マイクの様子もおかしいんだよな…
 あいつ何かこそこそやってるんだが…」


  ──
だ、団長、マイクは演者じゃなくてマネージャー…「サーカスの」おすすめじゃないし!!

  れ:
ありゃ、そうだ、そうだった!(笑)

  ──
うわーやっぱり、中身がない感じの団長だ!

 団長:
(れ)
「おれは何もしないで見ているだけでいいンだからなっ!」

  ── 最後に、公演に向けて意気込みをお願いします!

  れ:
今回で3回連続出演!夢奇房に入ってから休まずずっと出ているんだねー。
今回ついにマジックしないけど!

  ── 確かに…

  れ:
でもそれに反比例して台詞は多くなっているので、その辺を頑張ろうって思う。
相変わらず「夢奇房三枚目」担当だが…かっこよくないけれど、
「厚みの層」を出していく!という意気込みで。

  ── ある意味、おいしい!

  れ:
うむ、おいしいぞ!!

  ── ということで、Mr.Fat こと、れおなさんの単独インタビューでした!
公演本番では、ちょっと変だけど憎めないこの団長に、ご注目あれ。

※1 夢ガーデンのロバート佐藤…第5回公演の神父役、ロバート佐藤。ストーリーテラーの位置づけだった。
※2 クラウンと一緒に踊る…第5回公演でロバート佐藤が、「てんとう虫のサンバ」に合わせてノリで踊る、という場面があった。
※3 パティシエ・カケル…第5回公演でれおなが演じた、凄腕パティシエ。腕は確かだが、部下に仕事を任せられない上、短気な切れキャラという設定だった。


プロフィール
れおな

1982年6月18日生まれ、27歳。
東京理科大学奇術同好会(RMG)出身。

平日は、都内某所の私立中高一貫校で
教鞭をとる、教育者。

夢奇房では第5回公演で初登場。
切れキャラのパティシエを熱演し、
翌年の第6回公演では主役のひとり、
浦島太郎を任された

体を動かすのが好きで、
特にダンスの振り付けを覚えるのが趣味。

【主な出演作】
2008年 第5回公演「Fruit on the Wedding Cake」
              カケル(アラカルト)
2009年 第6回公演
       「ゆめ戯草子~ふたりの浦島おかし話」
              浦島太郎
               (主役・ダンシングケーン)


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