カウントダウンインタビュー公開！！！

シート(松田昇)

拝啓、お母様

僕はがんばっています。お父様から援助を打ち切られてから久しく経ち、少々経済的に不自由することはありますが、これも夢のためだと思えば大した障害にも感じません。今はまだ構想段階ですが、今度の作品が上梓された暁にはきっと万人の心に留まるところとなるでしょう
。それだけの自信があります。ええ、きっとそうなることでしょう。
幼い頃にお母様が屋根裏部屋で読んでくださった、僕の心をときめかせてくれたあの数々の物語のように…
　本当のことを言うと、またダメなんじゃないかって、不安で堪らなくなります。
これでよかったのか、お父様の言うように法律事務所に勤めて、社会に貢献するべきだったんじゃないか、僕は人のために何を為してきたのか、と途方に暮れてしまいます。近頃では思うように筆が進まないまま徒に時間だけが過ぎてしまい、とても苦しいです。
　それでも、これが僕の夢だから、僕の選んだ道だから、諦めるわけにはいきません。お母様、 亡くなる直前に読んでくださったあの本のことばを覚えていますか？「人は努力しているうちは迷うものだ」。 今でもこのことばが僕の支えになっています。この苦痛もいつかきっと実を結ぶものと信じて…だからどうか天国から見守っていてください。 僕は、シートは立派に使命を果たしてみせます。　敬具

二回目ということですが、前回と違って苦労した点楽だった点はありますか？？

「瞬」のときは、ある程度やることが決まっていたり、相方が居たりで、それほど深く悩まずに済んでいましたね。
今年は自分の技術のなさ、世界の狭さに、本当に悩みましたね。
それに加えて、キャラクターの方も任されましたから、自分の事以外にもやることたくさんあり過ぎ。大根役者っぷりには本当に焦りました。
何でみんなそんなに演技上手いんですか。そんなこんなで、駅のホームで電車を待っていると、ふらっと飛びそうになってました（笑）
でも公演終わるまでは自分だけの体じゃないんですよね。今年は風邪ひかないように体力作りとうがい手洗い、冷水摩擦を徹底してます。
最後の一個は「じじくさい」って突っ込みが入りましたが。

シートと自分が似ているなーと思う点があったら教えてください。

夢に向かって真っ直ぐに！って所は、今年は紆余曲折ありましたけど、似てるなあって感じます、はい。
何かを掴むにはきちんと自分に向き合わなくちゃダメですね。本当に必要なことは何なのか、きちんと見極めて突き進む。
がんばれシート君。そして俺。