昨日も、街でヴェイルに会ったの。偶然なのかしら、最近いつも会うわ。
ねえ、ジェーン、ヴェイルは私のこと避けてると思う?私、そんな気がするの。
あの人、寡黙な人なのかしら。話せそうで話せない感じの人だって思うわ。なぜか彼とはしょっちゅう目が合うけれど…私の思い違いかしら。
一瞬目が合うとき、ヴェイルってとても深くて甘い目で。ドキッとするくらい。ああ、おかしいわね、こんな話。
私、彼とは少ししか話したことないのだもの。
あなたは、彼が私のこと好きなんじゃないかって言ってたけど、ううん、たぶんきっと、違うわ。
あら!困ったわ…でもやっぱり、ヴェイルみたいな人。不器用でも手紙に熱い想いを書いてくださる方。
優しい目で甘い言葉をささやいてくれる方……と、自分の中のコリー的部分は置いといて(笑)。
舞台の本番って不思議なもので、その時間は演者もスタッフもみなさんとっても素敵にきらきらしているンです。
全員に恋してしまいそう!そんな素敵な公演になりますように…ラヴ☆第4回公演!
メイン演者の助手は何度も経験していますが、いつも意識するのは「相方を素敵に見せられるのは、私だけなのよ!」ということ。
ある時は邪魔にならないように控えて、ある時は私が相方を見つめて客の視線をその人に集めること。
今回、大事にしたのはやはり「演技面」です。興ざめ演技の許されない役になってしまって…アイタタタ。
実はかなり緊張していますが、見ている人が、「ああ、こんなことあったら、こんなに想われたら、きっと恋してしまう」と思えるように。
文字通り、小説の1ページのようなシーン目指して頑張ります。恋をしている、全ての人に贈ります…