ソネッティアへ
ごめんなさい。今日もまた森の奥にある泉の近くまで行ってきちゃいました。あの泉の水に触れると溶けてしまうのは知っているけれど、でも、いのちの集まる場所を見つけたくて。
アーシアの推測では、泉の中にあると思うんだ。だって木々たちが伝説を詠っているんだもん。
ソネッティアは知ってた? あの泉は木が泣いたからできたんだって!!不思議だよね。
昔、あの泉の場所に、森の外まで見渡せるくらいおっきな木があったとか。ある旅人が水を求めて森に迷い込んだらしいんだけど…この森には雨も降らないし、
樹液すらないでしょ? その木は森の出口も水がある場所も見えていたのだけど、話すことができなかったから、
とうとう旅人は力尽きて根っこに寄りかかって永い眠りについてしまったの。
木は旅人を想い、無力な自分を嘆き、悲しみが涙となって自分の体をも溶かして旅人と一緒に泉になったんだって。
そんなにおっきな木だったら、生命力たくさんあっただろうし、悲しみでいろいろなものを飲み込んでしまうと思わない? だからいのちはあの泉の中にある心の木に集まっているんだと推測するわけです。
まぁ、結局いつものようにモクモクさん(=木)と話したり、ピーたち(=鳥)と競走したりして遊んでたから、それを確かめることはできなかったんだけどね。中を覗くことすらできなかった。
でも代わりに良いもの見つけてきたよ!!
なんと実がなってる枝!!
実がなってるのはシーザ男爵が根こそぎ持って行ったかと思ってたからちょっと嬉しい♪
これ持ってたら絶対男爵に会いそうだよね…あの人苦手。
この枝、ソネッティアにあげるね。
ふわぁ~。何か面白いことないかな? あったらすっきり目が覚めると思うんだけど。
あ、心配しないで。今度はちゃんと入り口付近で遊ぶ予定だから。
マラバリと比べて夢奇房は全体的に仲良しな感じが強い気がします。マラバリは結構一人でゴリゴリジャグってて、いつも居る人とかグループは同じというイメージがあるので夢奇房はその点アットホームな感じです。
リハの時も夢奇房の方が「みんなで」やってる感が強いです。マラバリでは各パフォーマーの練習時間を削ってしまうことを気にしますからね。今回ジャグるとかいいからキャラクター(表現)を重視!!とか言われたのには困惑しました。
あ、ちなみにマラバリが良くないってわけじゃありません!!マラバリは大好きなんですけど、夢奇房ではそれ以上に学ぶことが多いです。
学んだことについては、表現力がないので長々と述べることはできませんが、毎回「来て良かった」と思います。迷惑かけっぱなしで申し訳ないですけど(>_<)
手品の世界も覗けて面白いし、何より個性的で優しくて良い人たちばかりなので、ジャグリングに見飽きた(?!)あたしにとって、夢奇房は新鮮な楽しさがある場所です☆
見て欲しいところというか、全面の雰囲気を感じて欲しいです。
ソネッティアのしなやかさは見てて真似しようと思うのですが…できません(>_<)なので、是非それを見て欲しいですね。
あとは、個人的にシーザ男爵の表情が好きなので、見てほしいと思います。
あたしは演技苦手で、表情で演技しちゃうところが素晴らしいです。(他の方もそうなんですけど)
とにかく部分部分より全体を見て欲しいです☆