ふと、劇場を見てみると隅っこでドロシーが泣いておった。
慰めようとしたのじゃが、うまく言葉が見つからんかった。
しかたがないので、涙をぬぐうハンカチを渡して立ち去ると奇跡が起きた!
なんと、そのハンカチに吸い寄せられるように、魔法使いが登場したのじゃ。
魔法使いが彼女に魔法をかけると、みすぼらしい服がきれいなドレスに!
たくさんのハトを出して、彼女を喜ばせたんじゃ。
さっきまで泣き顔だったドロシーの表情には、いつの間に笑顔が戻っておった。
ドロシーの夢が叶ったんじゃな。おめでとうドロシー。