ハート氏が演技を終え、帰ろうとすると少年がぶつかってきた。
その少年は、さきほど魂として地上に降りてきたポルテではないか。
きっと、舞台に対する強い想いによって、魂が具現化したのじゃろう。
ポルテがはやる気持ちを抑えきれずに、舞台に上がるとガイストが
待っておった。やはり、この二人は一心同体のようじゃの。
無数のクラブを操り拍手を浴びている彼らの姿は、本当に嬉しそうじゃった。
きっと、ずーっと待ち焦がれていたんじゃろうな。