フルートの余韻に心地よく浸っていると、どこからともなく妖精が
現れたんじゃ。手に抱えている肖像画に描かれているのは、
昔、国中に名を馳せたピエル王子ではないか。
やがて、あたりが真っ暗になり再び明るくなると、
そこには、なんとピエル王子本人が立っているではないか!
彼が本物のピエル王子であるか疑わしかったが、
いくつもの蒼い玉をしなやかに扱う姿は、ピエル王子そのもの。
まさか、再びピエル王子に会えるなんて、思ってもいなかった。
これは妖精のいたずらなのか?ありがとう。