どこからともなく手拍子が聞こえてきたんじゃ。
手拍子を操っていたのは、踊り子のクラベル。
凛とした、いでたちで登場した彼女は、何かを呼び寄せる
ように情熱的に踊り、彼女に不思議な力を与えられた、
銀色の妖しげな魂は、変幻自在に宙を飛び回っておった。
その姿は、まるで誰かに対する想いを伝えようとしているようじゃった。