支配人(鈴木大史)
今回の公演の舞台である”古き劇場”の支配人。 昔はたくさんの人で賑わっていた劇場も、今や支配人と使用人ドロシーのみ。 活気を失ってしまった劇場で、昔を思い出しながら静かな時間をすごしている。 いつか劇場に再び活気が戻ってくることを、心のどこかで夢見ながら。 |
今回の公演の舞台である”古き劇場”の支配人。 昔はたくさんの人で賑わっていた劇場も、今や支配人と使用人ドロシーのみ。 活気を失ってしまった劇場で、昔を思い出しながら静かな時間をすごしている。 いつか劇場に再び活気が戻ってくることを、心のどこかで夢見ながら。 |
気まぐれでいたずらっ子なクラウン。 劇場にこっそり住みついており、人間界に降りてくる不思議な存在。 夢を持ち、夢を実現させたいと強く願う者のみ、彼女に出会うことが出来る。 そして、OZと出会った者の夢は不思議と叶ってしまう。 |
支配人のもと、使用人として劇場を支えている。 昔、一緒に働いていたたくさんの使用人たちは、劇場の衰退とともに やめていってしまったが、なぜか彼女のみ劇場に残った。 彼女の優しさがゆえに、劇場や支配人に愛着があったからなのか。 そして、彼女自身もいつしか華やかな女優の様になりたいと、 心ひそかに夢見ていたのだった。 |
劇場のすべてを操る指揮者。 彼が手にするタクトをひと振りすれば、音楽が鳴り響き、踊り子たちが踊り出す。 しかし、根がお調子者なためか、しばしば失敗することもあり、 観客の笑いを誘っていた。そんな一面も観客に愛されており、 お調子者っぷりを楽しみにし、劇場に足を運んでいた観客もいたほどである。 |
世間に名を轟かせていた大女優。 根っからのスター家系に生まれ、父はアクションスター。母は有名オペラ歌手。 マネージャーのセバスを従えつつ、今宵も妖艶で魅惑的なパフォーマンスを披露する。 観客の拍手が、彼女の美しさをより一層輝かせるのだ。 |
大女優マダムに仕えるマネージャー。 各方面で引っ張りダコのマダムのスケジュール管理、ご機嫌取りなどをテキパキとこなす。 しかし、彼もまた人の子。マダムのいないところでは、 息を抜き、時にはスターの真似ごとをしたりもする。 それがマダムにばれようものなら、マダムのきついお説教が始まる。 |
情熱の踊り子。 今はもう逢えない、大事な恋人への想いをこめつつ、ひたすら踊り続ける。 そして、彼女の沸き起こす、鈴の音、足音、手拍子によって情熱の炎が 燃え上がり、眠っていた魂たちが地上へと呼び寄せられる。 今日こそ、あの人に逢えるのだろうか・・・・ |
生きとし日々の彼は、やんちゃで元気な少年。 今は、魂のみが地上世界をさまよっている。 そして、今宵、クラベルの踊りによって呼び寄せられた。 劇場へ向けられる観客の拍手、パフォーマーの躍動により 徐々に生きとし日々の自分を取り戻していく。 |
昔はポルテとともに、パフォーマンスを披露し、たくさんの拍手をもらった。 そんな彼はポルテとは逆に、クールでスマートな青年。 そのアンバランスさが、二人の魅力であったようだ。 ポルテと同様に、今宵呼び寄せられた彼は、昔を思い出すように 観客の拍手を噛みしめているかのごとく、躍動していく。 |
ドロシーの想いが具現化し姿を現した、フルート奏者。 彼女の奏でる音色は不思議な力を持っており、鳥や木々を優しく包み込み、 人々の心を癒し、世界に希望の光を灯してくれる。 また、彼女自身も音を奏でることにより、生きがいを感じているのだ。 |
普段は誰も目にする事のできない舞台の妖精。 舞台の上では、信じられないような成功も、あり得ない失敗も、日常茶飯事。 舞台に立つ人と、それを見守る観客だけが目にする奇跡。 それらは、全て「舞台の妖精の悪戯」。 幸か不幸か、気まぐれな悪戯に触れた者だけが、微かに彼女の姿を目にするかもしれない。 |
フェアがひみつの部屋から持ち出した、埃まみれの肖像画に描かれていた少年。 古き時代、この舞台に彗星のように現れ、多くの観客を魅了し、 いつしか「王子」とまで呼ばれたそうなのだ。 今宵、再び輝かしき光を浴びて何を思うのだろう? |
舞台に立つ事でしか、愛され方を知らなかった、生粋のマジシャン。 たくさんの観客に愛と幸福を与えることに生きがいを感じていた。 舞台を離れた人間としてのハートは、舞台とは裏腹に少々孤独であったようだ。 しかし、彼はそんな顔は舞台上では決して見せない。 プロマジシャンとしての誇りが、彼をそうさせているのであろう。 |
平和を愛する魔法使い。 平和のためにのみ魔法を使い、決して魔法を人を傷つけるためには使わない。 人々の幸せ、笑顔が彼にとっての一番の幸せ。 今宵は、彼がずっと見守っていた、悲しげな少女の願いを叶えるために現れた。 もしかしたら、その少女に対して特別な想いを抱いていたのかもしれない。 |