マダム・セレヴィ
舞台ではタクトが盛大な曲を奏でている頃、
「支配人」は楽屋でいち早く目覚めた記憶たちと遭遇する。
最も気高く誇り高き女優と謳われたマダム セレヴィと、
その従順かつ有能なマネージャーとして讃えられた従者セバス。
かつての姿そのままに、入念な準備を施し舞台に向かうセレヴィ。
そして、有能なる従者セバスはセレヴィの居なくなった楽屋の中で・・・。
最近、衰えが。。。なんて言われていますが、あくまで噂ですよね!? |
まあ、くだらない噂ね。わたし、17歳の役が来たってまだやれてよ。 ああそう、もしかしたらこの間の舞台のことかしら?余命三ヶ月の病をおして舞台に立つ瀕死の女優役をやったの。 絶食と徹夜を繰り返して体力の限界で演じたわ。終わったあと、袖で気を失ったけど…楽屋までセバスが運んでくれたらしいの。さすがセバスね。 でも、彼女のように舞台で死ねたら最高だとわたしも思っているの。一生女優でいたいわ。 |
---|---|
ファンレターは月に何通もらってますか?そしてそれは読んでいますか? |
数えたことがないからわからないわね…。とりあえず、郵便局の私書箱が一週間で一杯になってしまうらしくて、毎週取りに行っているわ。(セバスが) お手紙はもちろんすべて読んでいるわよ。みなさん、いつもありがとう。 讃えていただけて、わたし、とても幸せ。一通一通お返事が書けないのが心苦しいわ。代わりに、直筆でサインを入れたブロマイドに薔薇の花を一輪添えてお送りしているの。(セバスが) でも、お一方匿名で毎月紫の薔薇を送ってくださる方がいらっしゃるの。デビューの時からずっと。公演の日には楽屋にも届くのだけれど。一体どなたなのかしら…。 |
ファンの方にメッセージをお願いします。 |
紫の薔薇の方。せめてお名前を教えていただけて? ずっと見守ってくださっているお礼を言いたいわ。 ファンでいてくださるみなさま。みなさまの拍手が、わたしの生きがいです。 みなさまが、わたしを生かしてくれている…そう思って舞台に立っています。 愛しいお客様たち。みなさまの欲しいものを、舞台でお返しできているといいのですけれど。 |
(本人として答えてください)練習で一番つらかったことをどうぞ |
体力的なものは、もう仕方ないでしょう。何だかんだ最年長演者ですし。 若い子にはかないませんよ…。でもちょっとやせたし、いいや。 それよりツラいのは、公演のことで頭がいっぱいになってくると、仕事が手につかなくなること…。社会人として問題あり。 少なからず現実的でない仕事をしているので、余計に切り替えられません。(少女まんが編集) 自分が虚構から戻ってこれない時に架空の人物の恋愛など世話してられるかー! あと、もう花粉症が出てきました。 |